見出し画像

矢印の向き


三次元に於ける時の概念は、過去から未来へ流れている。未来で目に見える結果を得るために過去や現在の努力が必要というのが根底にあり、誰もがそう信じている。

スピリチュアルでもよく言うやつ。思考が現実を作る!だから、未来のために今頑張って努力しましょう!今の努力なくして、未来の結果は得られません。
私はこれがあまり好きじゃない。この考え方には、幼少期からずっと違和感を覚えてきた。だいたい、努力した先の未来で全員の成功は保証されていない。全員が素晴らしい結果を得るわけではない。何故なら、この世界は椅子取りゲームだからだ。椅子の数は限られていて、座れない人は必ずいる。でも、さも全員が座れるかのように煽り、競わせる。座れなかった人は、努力が足りない根性なしに認定される。
私はこの現世でやらされてきた椅子取りゲームで、一度も椅子に座ったことがない。それは、私の努力が足りないわけでも、根性がないわけでもない。ただ隣の人を押し退け、引き摺り、蹴落とすというこのゲームに積極的な参加をしなかったからだ。かと言って、棄権を宣言することは許されない。その場その場での私はちゃんと頑張ってきた。でも、どうしても隣の人を押し退け、引き摺り、蹴落とすことが出来なかった。私だって清廉潔白に一点の曇もなく生きてきたわけじゃないけど、誰かを犠牲にしてまで私が椅子に座ることには頑張れなかった。そこには私なりの基準があっただけだが、周りはみんな私を「正直だからバカを見て損する人」だと言った。まぁね。私なりの基準に逆らうことは、やろうとしても出来なかったから仕方がないしね。

例えば、派遣や契約でデスクワークやってると、みんな出来るだけダラダラ仕事するようになる。正社員と違って時給だし、なるべく残業して稼ぎたい。五分で終わることに一時間かけたりして、所謂「生活残業」をする。私はこれが嫌いで、極力定時上がりしていた。生活残業する人は、無能で狡いだけの屑だと思っていた。更に無能な上司は、残業してる人=頑張ってる人っていうお花畑バカだったりして話にならない。みんなが残業して頑張ってるのに、自分の仕事だけ片付けて手伝わないで先に帰るのは協調性がないからダメ!という理由で契約切られたこともある。そんな会社こっちから願い下げだ。
この場合の私の努力は、時間内にきっちり自分の仕事を終わらせることに全振りしたわけだが、この努力はスルーされてるわけ。生活残業してるだけの自分を棚に上げて、私が手伝わないことだけを大声で主張して奴隷専用椅子に座りたい人はたくさんいる。私は全部譲ってあげた。いらないしw
おかげで、お金の苦労は散々してきた。私もダラダラ生活残業したらいいんだろうけど、そういう姑息なこと出来ないんだよ。やりたくない!って強く湧き上がってきてしまう。これが魂の声で、ハイヤーセルフやスピリットガイドたちの導きなのだと分かったのはずっと後だけどね。

覚醒のプロセスを進んでいく中で、宇宙や五次元以上の世界では、時の概念が違うことを知った。
これまで何度も言ってきたように、我々の現世は既に決められている。大筋は転生前の計画で決められている。現在より先の未来に起こる出来事が基準で、そうなるための現在があり、更にこの現在になるための過去がある。
上手く説明できないけど、私の頭の中では、矢印の向きが違うと認識している。過去→現在→未来の向きに流れているのではなく、未来→現在→過去の向きに流れているイメージ。
私の場合、覚醒の時期が決まっていた。その覚醒のために必要なものをそれ以前の過去で経験する必要があった。過去の経験があるから覚醒したのではない。この違いに気が付いてから、内観と自己統合が捗るようになった。

我々はこの先の未来で、五次元世界を生きていく。三次元システムを終わらせることは非常に困難で、長い年月を要した。でも、終わる時期は最初から決まっていたこと。その瞬間に合わせてスターシードが覚醒するように、全てのスターシードの現世はプログラミングされ転生し、覚醒までに必要な経験と智慧を得るための現世を生きてきた。
それがどんなに辛く苦しいことだとしても、過去や現在で起きたことには全て意味がある。まだ三次元意識で生きている人が言うなら、この言葉はただの綺麗事だ。彼らには何にも見えていないから、我々スターシードを陰謀論者やアノンと呼び、何度も接種をして死に急いでいる。我々は一方的に彼らを助けることが出来ない。五次元ゲートをくぐると決めてきた魂しか助けられない。その覚悟がない魂をどんなに説得しても無駄だ。だから、我々はもう眼の前の人々に執着しなくていい。連れていけない魂は、あなたが何をどうしても連れていけない。
私の周りの人の中にも、連れていけない人がいる。誰かは分からないけど、五次元ゲートをくぐれない人がいる。それは感じている。でも、私はそれをどうすることも出来ないし、私はその誰かのために留まることも出来ない。私は五次元ゲートをくぐった先で、まだツインレイとしてやるべきことが山積みだからだ。
むしろ、私の現世での一番大切なミッションは、五次元世界でのツインレイのお役目にある。スターシード覚醒も、今のメッセンジャーのお役目も、五次元ゲートをくぐることも、まだ前座だ。
結局、なるようにしかならない。だから、今この瞬間を魂の声に従って生きていくしかない。誰かや何かが入れてくる横槍に構っている暇なんかない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?