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始まるもの

昨日、カラオケアプリで歌って録音したものを自分で聴いて、うっかり号泣した。うん、自分の歌で号泣したw

結婚して最初の数年は、まだ適応障害で薬を手放せなくてヘロヘロだった。定時上がりで土日祝完全に休みだけど、一人事務で平日は絶対に突発休は許されない、事前申請の有給すら取れない仕事のプレッシャー。それに夫と二人きりの家の事だけで精一杯。元から睡眠は浅いし、薬を飲んでも眠れないことも多かったから、夫の鼾で一睡も出来ないまま出勤することも度々あった。
幸い、仕事だけは人より出来たし、幼少期から受けてきた「お姉ちゃんだから!」の長子洗脳のおかげで責任感だけは強いから、それで周りに迷惑をかけたことはない。
適応障害が落ち着いてきて薬を手放せた頃、夫との今後を左右することがあった。些細なことだったけど、このままずっと夫と一緒にいるの?それでいいの?と自分に問いかけるきっかけになった。

夫の父は、私達の入籍の一年前に病気で亡くなった。なので、私にとっては義父でも舅でもなく、あくまでも夫の父だ。詳しいことはよく分からないけど、出雲系の神道信仰の家だったり、お世話になっていた神道の教会と信徒さんたちにトラブルがあっていたりして、夫の父の遺骨の入るお墓や納骨堂がなかった。姑がお寺や納骨堂を探している間、父方の本家の納骨堂に一時的に間借りしている状態だった。
半年くらいして、ようやく見つかったお寺の納骨堂に遺骨を移した時、私と夫に姑が言った。私とお兄ちゃん(独身の義兄)だけじゃなくて、あんた達も入れるから心配しなくていいからね、と。満面の笑みで。その瞬間、頭の中で警告ランプが点灯した。しかも、赤でw
その前から、黄色の警告ランプは時々点灯していた。結婚した途端、私は〇〇さんの奥さんと呼ばれるようになった。〇〇さんでも、Ryokoさんでもなく、〇〇さんの奥さん。この違和感、女性なら分かってくれるかな?夫ありきの付属品みたいで、好きじゃないなーと思った。
更に、夫や姑が言う、〇〇家の嫁、嫁入りした〜みたいな言い方。強烈な違和感。私と夫の結婚は、紙切れ一枚の入籍婚だ。結婚式も披露宴も新婚旅行もなければ、婚約指輪も結納もない。夫の親族へのお披露目は夫の父の初盆だったし、私の叔父と叔母夫婦には個別に挨拶に行ったけど、それ以外の親族へのお披露目はかなり後で祖母の通夜だった。
このへんで黄色の警告ランプが点滅していたところに、納骨堂に入れるから!で、赤ランプが激しく点灯してサイレンまで鳴り始めたわけ。
いや、そこに入るの?私も?って、ゾワッっとした。で、私は母に尋ねた。あっち入りたくないけど、そっち入っていい?って。まだ祖母が存命な上、母は出戻りだし、母方の納骨堂やお仏壇はたぶん叔父が継ぐから、私は入れるかどうか分からないよみたいな答えだ。
まぁ、そりゃそうだと思ったので、弟にこう告げた。私が死んだら遺骨は、〇〇川に流すか〇〇湾に撒いてくれる?って。弟は、はぁ?なんで?頭おかしくね?みたいな顔したけど、笑って頷いてはくれた。
ちなみに、結局、祖父母の納骨堂とお仏壇は母が継いで、いずれは弟が継ぐことになった。だから、私も入れそうだけど、私はアメリカ人のツインと一緒になるので、やっぱり入らない。アメリカでは、家や家族じゃなくて個人のお墓だよね。どうせ五次元世界で今のお寺システムとか崩壊するし、もう考えなくていいけどね。

ようやく昨年の夏の終わり、私は夫に離婚の意志を伝えることが出来た。細かいことを言い出したらきりが無いし、私が一番主張したいことだけ伝えた。
私はあなたに言いたいことが言えない。いつも飲み込んでしまう。それがずっと苦しかった。私は、私の人生を、私のために、私らしく生きたい。だから、一人になりたい。
人民の人民によるーみたいだけどw 夫は理解してくれた。私がこれからの人生を、私のために私らしく生きていく。この先にはもちろん、ツインの彼との未来を想定してるけど、そこは夫には話さない。彼とは何にも始まっていないし、私の気持ちだけだとしても、聞けば良い気はしないだろう。夫を無駄に傷つけるのは本意ではない。夫と一緒に過ごした十年ちょっと、私はたくさんの学びを得た。感謝している。

で、昨日自分で歌って号泣した曲。
アンジェラ・アキ「始まりのバラード」
「名前のない女神」というドラマの主題歌だった。ママ友トラブルみたいなお話。
私は子どもがいないので、安易に分かるなんて言ってはいけないけど、〇〇ちゃんママ、〇〇くんママと呼ばれることに違和感がある女性は、たくさんいるだろう。
誰もが自分以外の誰かを基準にして〇〇の何かと呼ばれる世界は、ただの三次元システムが創った幻の世界で、もう終わる。これはもちろん女性だけでなく、男性も同じだ。全ての人が、本来の自分を取り戻す。あなたがこれから始まる五次元世界で、あなたのために、あなたらしく生きていく。
これまでの人生で何かが変わるたびに、何かを失ったような気がしてきたかもしれない。でも、本当は何も失ってなどいない。これからも決して失わない。あなたは、今までも、これからも、そのままで強く美しい唯一無二の魂の存在だ。

この曲を、これから五次元ゲートをくぐるすべての人へ。
私と一緒に光を目指す全てのスターシードのお仲間と、私と一緒に統合を目指す全てのツインレイのお仲間へ、愛を込めて。

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