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ゼロ円DIYへの挑戦、その1年後までに気づいたことメモ

今日は、以前に投稿した下記記事の続きのnoteです

かなり以前から、節約生活に取り組み、ドケチ体験もしてきましたが、安いモノを買う方法では生活の質が落ちてしまうことを実感しました
それよりも無駄な出費をしない倹約の方が良いことは分かったのですが、人間たまには『こんなの無駄かもしれないけど、あったらいいな』という欲望にはなかなか勝てません
結局お金を使うハメになります
その後買うより作ることを実践していた妻(料理や手芸のことでした)を見習って、家の中の不要品を使って欲しいモノに近いモノを作る「ゼロ円DIY」を最近になって始めました

それから1年経って、少しはゼロ円へのテクニックも上達したかな、という段階になったので、今までのまとめをnoteします

ゼロ円DIYは、今あるものに寄りそうことが大切なことがわかった

ふつうのDIYでは、作りたいモノの姿や構造を考えて(設計して)から、それに合う材料をホームセンターに買いに行きます

でもゼロ円DIYではこれが真逆になり、
今、持っているモノを分解して、またはそのまま転用して『こんなモノあったらいいな』を作ることが大事です

要らないタンスを横倒しにしたら机になりそうだな!、と思えたら、タンスの寸法を測り、どこをノコギリで切ったらちょうどいい高さになるか?とか、引き出しはタンスの引き出し周辺部分をノコギリでそっくり繰り抜いて、ネジで切ったタンスの天板下に取りつけるとか、グラグラするから余ったタンスの板切れで補強すればいいだとか、そういう今あるタンスを切って得られた板切れの転用方法をあーでもない、こーでもない、と考えあぐねるとついに机(らしきもの)を完成させることができます

これを上手くやるコツは、
今すでに家にあるけど、断捨離も兼ねて『無くすことはできないだろうか』という断捨離候補家具を見つけておくことと、
『こんなモノ、欲しいな』というモノのイメージを結びつける脳トレみたいなことが必要です

ただやり出すとこの脳トレは楽しいので、毎晩でも眠る前に布団の中で考えたくなってきます

ゼロ円という名のとおり、買ったら負け!というゲームです

このゲームを始めて軌道に乗ってくると、どうしたらタダで作り上げられるか、寝ても覚めても思い続ける元気が湧いてくるようになります

上述のように不要なタンスを切り刻んで板切れにまですれば、それを材料にして木工作品ができますから、この方法は最初に手掛けるゼロ円DIYの入口です

もう少し上達すると、今あるモノをそれまでとは違う用途で使うことに挑戦したくなる時期が自動的に到達します

植木鉢の底の穴にパイプを取り付ければ洗面ボールになるとか、自転車を改造して人力発電装置にするとか

私は最近、ベッドサイドにテレビ台が欲しくなり、不要家具を使ってゼロ円でそれをでっち上げました

その時に、台の脚に台所で不要になった蛍光灯照明の筐体(蛍光灯が入っていた金属の枠)をそのまま使いました(下の写真右の方にある白い脚がそれ)

ゼロ円で作り上げるためのアイデア発掘はTikTokのDIY動画がかなり役立つ

動画を観るポイントは、何を作っているのかよりも、どうやって作っているのかという「方法」に気を付けて動画を眺めることが良さそうです

動画は様々なので、高価そうな電動工具や大きなマシンで工作するものも多数ありますが、それらよりも例えば空になったペットボトルの上下をハサミで切り、パイプのようにしたら木材にかぶせて、ホットガンというヘアドライヤの強力なヤツみたいな道具で炙ってやると、ペットボトル製のパイプは熱でキュッと縮むから、木材をくるみ込むようにピタッと包める、例えばこんな方法を知ることができます(私は最近初めてこれを知って、早速ホットガンを買いました)

ちなみにこれが私が買ったものです
できたらクールダウン(熱風ではなくてエアーだけ吹かせる機能)があった方が良かったかな

他にもTikTok動画を観て、重曹に瞬間接着剤を混ぜ込むと、かなり強力な充填剤や接着ができることも知りました

TikTokではないけど、よそ様のブログを拝借しました

観ていただいたらスゴさが分かると思います(下記)

これらの知識はゼロ円DIYをするのにほんと役立ちます

DIYの教科書に書いてあるような「モノ作りの基本」という洗脳から離れて柔軟なアタマになることが大事っぽい

そういえば、昔、私がこどもの頃に当時のカラーテレビ(大きくて分厚くて脚もついた家具みたいな図体)の内蔵を全部取っ払って改造して、それで小鳥を飼っている友達のお父さんがいました

テレビの中身はゴミにして捨てたのでしょうけど、筐体(箱部分)で小鳥が飼えるように転用したわけですね
画面のガラス越しに中の小鳥が見えるようになっていました

また、上述TikTokではボールベアリングに木で作った軸をはめ込んで車輪を作るという、ある種野蛮な方法を紹介しているものを見ました

私は元は機械技術者だったので、そういう常識から眺めると木の軸をベアリングに差し込むというのは、あり得へん行為です

ベアリングに対応する軸は鉄の、それも機械構造用炭素鋼というものでなければイケナイ!というジョーシキがアタマの中に入ってます

だからこの方法は野蛮だと思うわけなのですが、ゼロ円DIYにとってはこのジョーシキは「敵」です

何でもアリの非常識で前に進めないとゼロ円目標はなかなか撃ち落とせないでしょう

ゼロ円DIYは家の中の不要家具を真剣に切り刻んで捨てる断捨離の仲間

ゼロ円DIYは基本、家にまだ残っている不要(または不要候補)の家具なんかを使ってベツモノを作り出す行為です

だから、不要品は捨てないでとっておきたいと考えます、が、これは家の中に不用品が蔓延る原因になってしまいます

アラ還過ぎたら断捨離考えた方がいいというのが世間にありまして、私もそれを横目でにらみながら生活しています

しかしゼロ円DIYは意外に断捨離と相性が良さそうなことが分かってきました

多少は不用品もすぐに捨てないで保存することがありますが、DIY工作にはけっこう材料が必要で、不用品は真っ先にその材料化候補になってしまうので、とっととノコギリの餌食になるからです

不用品はノコギリで切り刻んでしまえば、アッと言う間に切りくずは可燃ごみになってしまい、バラしたときに出たネジや蝶番などは私の道具箱にしまわれてしまいます

だからあまり不用品が長く残りません

まだ一応は家具として使っている不用品候補は、なにしろ「ゼロ円でやるぞ!」と鼻息荒くしている私の前では、力ずくで解体し、その中にあったものまでゴミ化させて捨ててしまう勢いが生まれてきました

だからゼロ円DIYをやっていると、家にある使わないモノは再利用されるか、ゴミになって袋に入れられ、パッカー車に積まれていくのをお見送りすることになります

めでたしめでたしです

ゼロ円DIYは収入の少ない国ニッポンの将来にきっと役立つと思う

ゼロ円でとりあえず欲するモノが自作して手に入るということは大きな威力です

お金使いません

今のニッポンは働く人も年金生活者も手取りが増えません、もちろん全員ではありませんが・・・
私は年金繰り下げしているので、さらにキツイです

それで、最近足掛け1年前からゼロ円DIYを開始しました

効果は大きいです

しかし一番大きな効果はゼロ円DIYによる節約効果ではなくて、毎日考えて実行する個人プロジェクトができた!ということだと思います

ゼロ円DIY、いかがでしょうか


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