Twitter政治論客「黒瀬深」の嘘
つい先日Twitter政治界隈のアホさ加減を愚痴ったばかりですが、この際Twitterだけで留めてきた諸々の主張もnoteでぶちまけてみます。
ところで、Twitter政治界隈には多数のフォロワーを抱え、巨大な発言力を持ついわゆる「ネット論客」と呼ばれるアカウントが複数存在していることをご存知でしょうか。
そういったアカウントの多くは政治家でもなければ専門家ですらない一般人にもかかわらず、彼らの発言は時に数万のRTやいいねが付き、囲いが発生するほど持て囃されている光景は傍から見ていると少々不気味にすら思えます。
今回の主役である「黒瀬深」というアカウントもそんなネット論客の1人。
2020年4月現在4.9万人ものフォロワーを抱える彼のツイートはそのほとんどが左派や野党に対する否定的な主張で占められており、当然のことながら思想的に右寄りのユーザーから熱烈な支持を受けています。
が、個人的に黒瀬氏はとても信用に値するような人物ではないと思っています。
もちろん自分が左派だからというのもあるんですが、不信感の大部分は過去に黒瀬氏がしていたトンでもない虚言ツイートが原因です。
問題のツイートがこちら。
現在とアカウント名が異なりますが「RAIE」というのは紛れもなく黒瀬氏本人です。
問題のツイートの話に戻りましょう。
RAIE時代の黒瀬氏は「憲法9条は日本が戦争の悲惨さを忘れないために作った」という意見を「全くの嘘」と断じていますが、注目すべきはその理由です。
>私は家に焼夷弾が落ちて弟が二人死んだけども、だからこそ二度と日本が戦争に巻き込まれないように自衛隊や日米安保が必要だと思うし、それらを確固たるものにする為に9条改正が必要だと強く思うよ
この話が事実であるとするなら、RAIE氏は「戦前生まれ」で「本土空襲の経験者」で「戦時中の時点で弟が2人もいるような年齢」ということになりますよね。
件のツイートが投稿されたのが2018年、そして太平洋戦争の終戦は1945年。
仮にRAIE氏と弟2人が三つ子として1945年に生まれていたとしても2018年時点で彼の年齢は73歳となり、かなりの高齢者であることは確実です。
普段は彼の発言を手放しで称賛している囲いもさすがにこのエピソードには困惑したらしく、このツイートのリプライは年齢にまつわる疑問で溢れかえりました。
驚くことに「安倍総理の父親と会った」とか「90歳くらい」などという話まで出てきています。
安倍総理の父親、安倍晋太郎氏は1991年に亡くなっているので年齢によっては会ったことがあっても不自然ではありませんが、90歳説は衝撃的です。
しかも「仰っていた」という書き方から恐らくRAIE氏本人が自称していた可能性が高く、これが事実であれば90歳になるご老人が器用にTwitterを使いこなしていることになるわけで、にわかには信じられないが、まあそういう人もいるかもしれない……
なんて一瞬でも考えてしまった自分がバカだった
件のツイートから約1年後、RAIEから黒瀬深に改名した彼からとんでもないカミングアウトが飛び出したのです。
私ってTwitterではいつも偉そうにしてますが、まだ被選挙権もないクソガキなのです。。。
え?
じゃあ、あの戦争経験エピソードは何?
改憲に肯定的な主張をするために嘘ついてたの?
いくらなんでもクズ過ぎない?
はっきり言って、このように自分の政治的主張のために平気で嘘をつく人間が絶大な影響力を持っている現状は異常と言わざるを得ません。
黒瀬氏を含むいわゆる「ネット右翼」と呼ばれる層ではマスコミに対して「嘘と偏向にまみれていて到底信用できない」という主張が多く見られますが、黒瀬氏のこの嘘はどう扱うつもりなのでしょうか。
生憎自分はスクショを持っていませんが、他にも
「東大生の時に三島由紀夫に会った」
「網走刑務所の独房に入っていた」
「安倍晋太郎に自殺未遂後に助けられた」
「人を自殺に追い込む仕事を長年していた」
といったエピソードを語っていたこともあるようです。
無論全て作り話でしょうし真面目に相手にするなんて下らないと思われるかもしれません。
ですが、ここまで妄想癖や虚言癖が酷い人間を無批判に支持し続けられる「囲い」の人々の神経が自分にはどうしても理解出来ません。。
黒瀬氏を信奉する彼らは「嘘だとしても主張自体は真っ当だ」などと擁護するのでしょうが、もしこの記事を読んで少しでも黒瀬氏の人間性や発言の信憑性に疑問を持った方がいるのであれば一刻も早く「通報&ブロック」という選択をするべきです。
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