立憲民主党のウクライナ募金を腐すインフルエンサー諸氏、自民党の募金には対しては何故かダンマリを決め込む
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、各所で同国を支援する動きが広がっています。
支援の内容は様々ですが、特に多いのが金銭的支援、つまり募金です。
2月25日にはウクライナ大使館がTwitter公式アカウントで募金用の口座を公開し、多数のユーザーが支援を申し出るなど話題になりました。
その一方で、Twitterではウクライナへの募金を巡って非常にしょうもない騒動も起こっています。
発端は立憲民主党の公式アカウントが3月3日に投稿したツイートです。
ツイート本文では募金活動開始の報告、添付された動画では具体的な日付と場所などが告知されています。
それ自体は当たり障りない内容なのですが、大量のフォロワーを抱えるインフルエンサーと呼ばれるアカウントの一部は、このツイートに対してこんな文句をつけ始めました。
ここでは代表して小説家兼医師の知念実希人氏(@MIKITO_777)、表現の自由界隈の高村武義氏(@tk_takamura)氏、産経新聞記者の飯山陽氏(IiyamaAkari)ら3人のツイートを紹介しましたが、それ以外にも有象無象のユーザーが立憲民主党のアカウントに同様のリプライや引用RTを送っています。
中には根拠もなく「中抜きが目的だろう」と中傷するユーザーすら現れる始末。
一体全体彼ら彼女らは何故こんなに怒っているのでしょうか。
リプライや引用RTを読む限りでは「ウクライナ大使館が募金口座を公開しているのだから立憲民主党を経由する必要はない」という主張のようです。
一見マトモにも思えますが、恐らく本音は異なります。
この件で立憲民主党をバッシングしているユーザーの大半は募金活動など関係なく、常日頃から立憲民主党をバッシングしたくて堪らない所謂「立憲民主党アンチ」層であり、今回はたまたま「バッシングしやすいネタ」を見つけて浮かれているだけに過ぎません。
さて、こんなことを書くと
「いや、そんなことはない!我々は立憲民主党のやり方がおかしいから真っ当な批判をぶつけただけだ!」
と反論しに来る方もいるかもしれません。
そう仰りたい気持ちは分からなくもないですが、ただ……
それなら何故、同様の募金活動を行っている自民党に対しては否定的な意見をぶつけないのでしょうか?
立憲民主党の募金活動に「募金をするなら政党を経由せず直接すべきだ」と文句をつけるのに自民党の募金活動にはダンマリを決め込む理由は何なのでしょうか。
答えは分かりきっています。
「やり方がおかしいから」ではなくて「立憲民主党だから」バッシングしていただけですよね?
しかも、そういったツイートが同様の思想を共有する右派層のフォロワーにウケることを理解した上で「いいね稼ぎ」のためにやっているんですよね?
まあ、なんというか……
いい歳こいて言動や行動原理がしょうもないな〜、と思いますね。
別に立憲民主党だろうが自民党だろうが、どの政党がどんな方法で募金を集めてもいいじゃないですか。
例えそれが偽善であったとしても「やらない善よりやる偽善」という言葉の通り、大切なのは出来ることから行動に移していこうとする心意気です。
いくら主催が気に入らない組織だと言っても、誰かのためになる活動まで腐したり嫌味をぶつけて気持ちよくなるような人間にはなりたくないし、なってはいけないなと改めて認識させられる一件でした。
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