『急いては事を仕損じる』について

 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 さて、2024年(令和6年)になり、何を最初に書こうか考えていました。書くことは頭にたくさんあるようですが、いきなり全部取り組もうとすると後でどっと疲れがくるので、書けそうなことから取り組んでみようと思いました。
 とりあえず新年恒例と言えば、おみくじはその1つでしょう。新年もおみくじも社会的に構築されたものと私は思いますが、その話は横に置いておき、今回のおみくじの結果について考察してみました。
 結果は『小吉』でした。まあまあかなあと思いました。でも、よく読んでみるとなかなか含蓄に富むものだとも感じました。平たく言えば、『急いては事を仕損じる』ということです。急いだり焦ったり騒いだりすれば上手くいかないし、逆を行けば上手くいくという意味です。実行するのは確かに容易ではありません。でも、私なりに去年を振り返ると、この諺にリアリティを強く感じます。長い目で見れば、この場面はじっくりいった(待った)方がいいとか、1日1日だけでなく、1週間とか1カ月とか長いスパンで考えた方が後の結果が良かったり等、去年はそんなことが多かったように思います。
 ところで、私はASDと精神障害(うつ)の当事者の1人です。その上、Ⅽ‐PTSD(複雑性トラウマ)も抱えています(因みに現在、noteに『私の「トラウマ」体験』を掲載しています)。こうなると、本当に待てなくなります。何とかしなければという焦燥感から急かられますし、結果も芳しくなく絶望感からうつになってしまう。それを繰り返して病状をこじらせ悪化させてしまいました。だから、『急いては事を仕損じる』からここはじっくりいく(待つ)ことができて、長い目で考えられることは、私にとっては最も大事に培っていく必要がある能力の1つだと考えています。
 先ほど、書きたいことは頭にたくさんあるようだと書きました。しかし、現時点ではnoteに書くには至っていない状況です(例えば、今年の計画等)。でも、まずは『急いては事を仕損じる』から何かをしながら考えが浮かんでくるのを待つ方が、長い目で見れば結果はいいと考えたいと思います。また、『どうにも上手く進まない日もあるし、上手く進む日もある。長い目で見てそんな日々を積み重ねていたら結果的に上手くいっていた、あるいはたとえ結果が芳しくなくても得ることは確実にあるし、そういう自分を責める必要はない』ーこのようにプロセス(過程)に重点を置く生き方が、『急いては事を仕損じる』には含まれているとも考えています。
 ここまで読んでいただいた方に深く感謝申し上げます。

#note書き初め

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