ワインに挑戦したいけど……な話
こんにちは、おにのすけです。
今回は、読んで字のごとく「ワインに挑戦したい」というお話。
ワインを飲んでみたいと思っているのに、乗り越えなければならない(と勝手に思っている)ハードルをいくつか挙げて、それぞれについて考えていきたいと思います。
初心者向けのワインがわかりにくい
ネットで「ワイン 初心者向け」と調べますと、それはそれは多種多様なブログが出てきます。いろいろ読んでいくのですが、初心者には高すぎる壁がたっぷりそびえたっていまして、何度も挫折してしまっているのです。
赤ワインと白ワイン
色の違いはわかるけど、それ以上は……うーん……。
どういう特徴があって、どういう味がするのか、拝見するブログによって表記が異なるので、正直あまり参考になりません。
赤ワインには、ボディという概念があり、ミディアム、フル、ライトと3つに分類されているそうです。タンニンの量で変わってくるのでしょうか。ということは、フルボディの赤ワインは渋いのでしょうか。
ボディというカテゴリがありながら、お次は使っているブドウによっても3種類にカテゴライズされるとか。これがまた覚えられません。英語圏のカタカナなら馴染みがあるのですが、フランス語とかイタリア語とかのカタカナはてんで覚えられません。3つのボディに3つのブドウでカテゴライズされるということは、赤ワインだけでも9種類があるのでしょうか。
次は白ワインです。白ワインは「甘口」と「辛口」に分かれるそうです。日本酒みたいですね。ですが、白ワインも使われているブドウによって味わいが変わってくるそうです。
「甘口」と言われると、どうしてもマスカットジュースみたいな味を想像してしまうのですが、実際は違うのでしょう。日本酒の甘口も、実際に甘いわけではないですから。甘口と辛口にそれぞれ3種類のブドウで、こちらは6種類ですか?
赤ワインと白ワインだけでも種類多すぎません?
これは愚痴になるのですが、ワイン解説ブログで散見されるのは、初心者向けのワインの味わいを表現するのに、テイスティングノートみたいな正直わけわからない言葉を並べている文章です。こればっかりは初心者にはわかりにくいです。「こっちは初心者向けのワインを探しているだけなのに!」とちょっとイライラしています。「この銘柄は渋い!」「これは甘さを感じられる!」とか、初心者にはこれくらいでいいです。あとは自分で見つけていきます。
ワインの産地
旧世界? 新世界? ナニソレ? でございます。
なんでも、古くからワインを生産している地域を旧世界と呼び、比較的新しいワインの生産地を新世界と呼ぶようなのです。
ウイスキーでいうところの、5大ウイスキーみたいなものでしょうか。ワインに比べたら、ウイスキーの産地によるカテゴライズはそこまで複雑でないような気もします。基本5つおさえておけばいいですからね。スコッチとバーボンはさらに細分化していくようですが、めちゃくちゃ詳しい人と話をしない限りは気にしなくても大丈夫なように思えます。
話をワインに戻しましょう。旧世界に分類されるのは、イタリアやフランスなどのヨーロッパ諸国。食事にワインを合わせそうな国々が多いですね。対して新世界に分類されるのは、アメリカ、チリ、オーストラリア、日本が分類されるそうです。わたしの故郷を代表するあのワインも、実は新世界の比較的新しいワインだったそうです。物心つくころからCMで流れていたので、てっきり古いワインだと思っていました。ヨロレイヒー。
コルク栓を開けられる?
ワイン初心者のわたしが、いちばん壁を感じているのがコルクです。ワインを取り扱っている酒屋さんにはたいていオープナーも売っていますが、どうにも不器用なわたしには綺麗に開けられる気がしません。
特に心配しているのは、いざワインを買ったとして、スクリューキャップだと思っていたそのボトルがコルク栓だったという事態です。親切なお店は、銘柄を紹介するPOPの隅にスクリューキャップかコルク栓かを表記してくれていますが、多くのお店は表記していない印象があります。ワイン上級者になれば、見ただけでコルク栓かそうでないかはわかるのでしょうが、初心者のわたしにはわかりません。
よく耳にするのが、コルク栓を開けるのに失敗して、ワインの中に粉々になったコルクが浮いてしまい、濾しながら飲んだというエピソード。なんならわたしの家には濾すための道具すらありません。スクリューキャップだと思ったらコルク栓だったとき、わたしは成す術がありません。
「わかりやすいやつから飲め!」という言葉に反抗する気持ち
ここまで読んでくださったワイン上級者のみなさまが、わたしの自分を正当化しまくった文章を読んで、こう言いたいのだろうということは重々察しております。
ですが「わかりやすいやつ」というと、わたしは紙パックに「おいしいワイン」とかなんとか書かれている、どの銘柄でもないような安価なワインを想像してしまいます。初心者のくせに、生意気にもそういったワインを飲むことに抵抗があるのです。
これを別のお酒に置き換えて想像してみましょう。
日本酒を嗜むみなさま。日本酒初心者の方に「初心者向けの日本酒を教えて」と言われて、コンビニで売ってる紙パックの日本酒をおすすめするでしょうか。
ウイスキーを嗜むみなさま。ウイスキー初心者の方に「初心者向けのウイスキーを教えて」と言われて、スーパーのプライベートブランドウイスキーをおすすめするでしょうか。
全国のお酒好きのみなさま、答えは否でしょう。
自信を持って断言できます。
わたしだったら、日本酒でもウイスキーでも、初心者が手を出しやすい価格帯で飲みやすい銘柄をおすすめします。紙パックやプライベートブランドをおすすめしないと思うのです。
ワインにおいてもわたしは同じ気持ちです。
せっかく飲むのだったら、ちゃんとした銘柄を飲みたいのです。
下手に安価なワインに手を出して、仮に口に合わなかったとき、そのワインがわたしにとってのワインになってしまい、苦手意識を持ってしまう可能性があります。
だからこそ、だからこそ、初心者にはそこそこの銘柄をおすすめしてほしいわけなのです!
身近にワイン好きもいなければ、ワインを取り扱うバーに行く勇気も行動力もお金もないわたしに、どうか、みなさまのお知恵をお貸しください!
まとめ
・ワインは種類が多くて、初心者にはわかりにくい。
・コルク栓かどうかは、ちゃんと表記してくれたほうが嬉しい。
・初心者向けの銘柄を教えてほしい。
ワインに対する思いのたけを書き殴ったところで、今回のお話はここらへんでやめておきます。
それでは、お疲れさまでした。
(ワインで2500字オーバーって、書きすぎですね。どんだけ飲みたかったんだろうわたし……)