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◆いつの日か、大槌町の「伝統工芸」と呼ばれる日まで・・


大槌刺し子は、東日本大震災から10年を迎え、名称を「大槌復興刺し子プロジェクト」から「大槌刺し子」へと変更しました。


コンセプトとロゴを一新し、

 1. 手仕事の価値を伝える
 2. 持続可能な社会をつくる
 3. 工芸と地方を元気にする

を新たな目標として掲げました。


その目標実現には、企業・団体とのコラボ(協働)が欠かせません。そこで、コラボを推進するために、2021年11月28日(日)に公式ウェブサイトもリニューアルいたしました。


ここまでの道のりは、とても長かった、です。


まずは、大槌刺し子の新たなコンセプトを導くために、 中川政七商店 の 中川 淳さん、 中川 奈保 さんに伴走いただきました。幾度の議論を経て、私たちの進むべき「道」を見出すことができました。


さらに、そのコンセプトを表すウェブを、 原田 祐馬 さん率いる UMAさんに制作を引き受けていただき、今回のウェブリニューアルに至ったのです。


このような、つながりの中で、素敵なウェブが完成しました。それぞれの皆さんには、考えが迷走する私たちに粘り強く伴走いただいたことに、感謝しかありません。


大槌刺し子は、これまでも、これからも、人と人とのつながりによって育まれる「工芸」です。


まさに、大槌刺し子は、テラ・ルネッサンスが各地の支援で大切にしてきたレジリエンス(関係性の中に、問題に立ち向かう力が育まれる)を体現している事業でもあるのです。


大槌刺し子がある限り、テラ・ルネッサンスが大切にしてきた価値観を見失うことはない。だからこそ、僕らは、この事業を大切に育んでいきたい。


そう気づかせてくれた、刺し子さん、大槌町の皆さんは、私たちの「師」であるのです。


いつの日にか、大槌町の伝統工芸と、世界中から言われるその日まで、刺し子さん、大槌町の皆さんと、ひたむきに「刺し子」に向き合い続けます。



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