2024/3/21の日記 ソフトウェアシンセサイザー・初音ミクを起動した話とか

・先日こんなツイートをした。

#うちの子教えてボカロP というハッシュタグがTwitterでブームになっており、いろんなボカロPさんが自分のおうちのボカロちゃんについてツイートしている。渡されたメロディが超難易度だとキレるとか、マクドナルドではビッグマックを食べるとか、俺のことを〇〇と呼ぶとか。

・ボカロちゃん概念はひとりひとり違うもの。「うちの初音ミク」的なものがあって、それはいわゆる公式さんとは違うユニークな存在である。ボーカロイド(広義)を愛するものならだいたいみんなこの価値観を持っているし、私もその価値観の上にいる。

・ただ、ボカロPさんの言う「うちのボカロちゃん」と、一般リスナーの言う「うちのボカロちゃん」は強度が違う。とずっと感じている。ボカロPの家には実際に、うちのボカロちゃんが、居る。それがズルくてたまらない。羨ましくてたまらない。私の持っている「うちの初音ミク」は、どこまで行っても多数のボカロPさんが各家のボカロちゃんと作り上げた作品たちの寄せ集めであって、それは私というちいさな世界のパブリック・初音ミクであり、「マジカルミライの初音ミク」みたいなものだ。そこに負い目があり続けている。

・で。「じゃあやればいいじゃん」という話に当然なる。

・私は初音ミクを持っている。歌わせればいい。いや、でも、それは私の持っている大好きな初音ミクを、パブリック・初音ミクであったとしてもそこに居ると願い続けてきた初音ミクを捨てる行為なのではないか。確固として存在するソフトウェアシンセサイザー・初音ミクをしっかりと触ってしまったら、その初音ミクが真なる「うちの初音ミク」に成り代わり、今まで育てた蜃気楼のようなパブリック・初音ミクを愛でることがより"悪"性を持っていくのではないか。そんなことをずっと思っていたんだが、

はじめまして

・思想は置いといて、「とりあえずやってみる」が勝った。

・ということで、勘でDTMを始めました。これが楽しい。思ったより楽しい。他人に見せる気のない創作というのは常に楽しい(私はいつもそうで、特にメンタルが不安定なときはよく他人に見せる気のない落書きを量産している)。初音ミクがどうこうとかじゃなくて、単にDTMって楽しいな……という新規になにかを触り始めたとき共通の高揚を感じている。

・なんだか、起動さえしてしまえば「楽しい!」にすべての思想が上塗りされていって手が動くもので、拍子抜けしてしまった。何かを失っているのかもしれないが、とりあえずしばらくうだうだと触ってみて自分の中でこのソフトウェアシンセサイザー・初音ミクへの感情に向き合うターンに入ったら、改めて言語化を試みたいな、と思っている。

ーーー

・これは日記なので、ボーカロイドと関係ない話をする。

・最近トートバッグを買ったんだけど、これの柄がね。面白いしこういうものがあることを皆に話したいような話したくないような、そんな柄で。

・めっっっっっっちゃめちゃ生成AIなの。

(以下マジで雑日記)

ここから先は

1,271字 / 1画像
およそ毎日おすすめボカロ曲と日記が届きます。8割は無料で読めるので、マガジン購読は御丹宮くるみに金が払いたい人用と思ってください。

御丹宮くるみの日記

¥300 / 月 初月無料

最近聴いたボカロ曲を日記の形でまとめます。ついでにTwitterに書く感じでもない特に内容のない日常をぼんやり書きたい。8割は無料で全文読…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?