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ウユニのツチブタ直売所
https://tutiutasippo.base.shopウユニのツチブタは『ままならない人のための小説』を掲げる、大滝のぐれの個人小説サークルです。手塩にかけて制作し、イベントで販売した小説を、ここでも購入することができます。
(頒布価格に手数料込み・送料は別途185円をいただいております。クリックポスト発送)
渋谷ヒカリエ8階『渋谷○○書店』さんの棚も借りています。
125番 ウユニのツチブタ書店 という棚です。
(このショップにある本がすべてそろっていない場合があります)
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澄んだ地獄で笑いなよ
この世界はおれたちをことあるごとに透明化する。
会社のバーベキュー。おれとカナタは川でおぼれて死にました。そういうことにしておいてください。勝手に帰ったし会社も辞めたし。でも実際はどっこい生きている。地獄は継続されている。
服を着たり脱いだりしながら、いちゃいちゃしたり髪を染めたりカナタのお兄さんと三人で海に行ったり昔好きだったやつの結婚式に行ったりいちゃいちゃしたりする日々。おれたちはふたりで楽しいし気持ちいい。どろどろのぐちゃぐちゃ、べちゃべちゃのずぶずぶになるのがいい。
幻滅した? こんなの聞いてないと思った? でも忘れてないか。おれたちは『特別』でも『括り』でもない。皆と同じ『ひとり』だよ。
死にかけた男ふたりが、笑い合って送る生活。そのしあわせと怒り、悶々とした日々の日常系。
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B6/180P/オンデマ
死にかけたけど生還し付き合い始めた成人男性ふたりの長い日常語り、そこに含まれるあらゆる幸福や怒りや快楽や絶望、失敗の話です。
性描写多め。
冒頭部『さよなら』試し読み→ https://note.com/oniku3651/n/nf5bdb05ec2cc
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びゃんびゃん
ピータンがゆ、中華そば、餃子、肉まん、辣子鶏、ビャンビャン麺……
さまざまな「中華料理」をテーマに、四名の作家が描き出す、空腹を満たすこと必至の小説とエッセイを八篇収録したアンソロジー。
ビャンビャン飛んでいきましょう、「びゃんびゃん」の世界へ……。
執筆陣(敬称略)
大滝のぐれ
小説「犬川〈いぬかわ〉のほとり」
セイコの飼っているラーメンどんぶりからビャンビャン麺が生えてきた。そのかぐわしいにおいにつられ、犬人間たちが彼を食い尽くすべく迫りつつあった。 においを遮断するふたを買いに行くため、セイコはラーメンどんぶりを抱え川沿いへと繰り出す。そこでまじわる、過去の情景と今の景色。それでもなお地続きであることについて。
幅観月
小説「夜の幽霊」
押し入れで寝起きする中学生の航。同級生のシーナは、中華料理店「永楽」で居候をしている。『おれは怖いんだ。いままでしてきたことと、これからしていくこと、全部に理由をつけなきゃならないと思ったら』――押し入れには、父さんの布団が冷たくなって眠っている。
ハスミケイ
小説「センチュリーエッグ」
「おれ」と暢子は毎週せまいキッチンに並んで料理をする、それはおさない罪悪の記憶をふくんだピータン粥だ――。理不尽さに抗う友情と、やわらかな味わいのピータン粥が百年先もそこにありつづけるであろうことについて。
佐々光
小説「アイ・ラブ・ギョーザ」
小学一年生の自分の夢が「うつのみやぎょうざ」だったことを知った由佳は、彼氏の啓介とともに宇都宮の街にやってきた。果たして彼女は、数多の種類が存在する宇都宮餃子の中から、自分のなりたかったたった一つを見つけ出すことができるのか!
表紙イラスト
横谷
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ゾンビハンター香里奈のゾンビ鉈
ゾンビと人間はわかりあえるってやつ。ばかだよね。無理に決まってるじゃん。
表の仕事をしつつゾンビハンターとしても働く香里奈は、ひょんなことから自身をストーカーしていたクソ男をバッサリとやってしまう。ゾンビと人間しか切ることのできない武器•ゾンビ鉈で、後者を殺すのは御法度。『処分』の対象だった。
窮地に追い込まれた香里奈。が、そこへゾンビ研究者、専業ゾンビハンターの友人ふたりが手を差し伸べてくる。死体を安全に、確実に隠蔽するため、三人は車でとある山奥に存在するという死体処理場へ向かうが……?
自分、他人、人間、ゾンビ、死霊術師。様々な存在が行き交うこの世で、結ばれねじれかじられ断ち切られていく、感情と関係性と視点、それにまつわる危うさやままならなさの話。
A6(文庫) オンデマ 94P
(訂正のため、一部修正シール箇所を貼っている箇所がございます。)
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超躁猫猫死(ハイパーマニックにゃんにゃんデス)
「それにさ、もしかしたら誰にも発見されず大事にされず、意思とか思考とかが生まれたてでまだ希薄でわけわかんないときに死んだほうが猫にとっても幸せかもしれないと思うんだよね私」
「なに言ってるかわからないんですけど。日本語で書いてくれますか」
(表題作より抜粋)
サウナで龍に姿を変える男たち。異常な眠気にさいなまれ外に出られない女。人間をあざ笑う路地裏の仲間たち。赤点がいちばん多い子をトイレに閉じ込めた私たち。あなたと私と鉛筆描きの鳥。木から発生する猫たちとそれを育て殺すこと、憧れの友人となにもない私。 みんな無理やり、にゃんにゃん空元気で生きている。そして死ぬ。
書き下ろし「休日と高山病」「超現実的猫」ほか、ネットや朗読会で公開した作品を加えた小説集。
A6(文庫) オンデマ 102P
収録作おすすめ「灰の鳥」全文試し読み→https://kakuyomu.jp/works/117735405538737708