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株とかって損するだけっしょ?と、本当はそんなこと無いけどみんながそう思っている理由とは

「うん、この銘柄有望そう」と、ある株を買ったとしましょう。順調にじわじわ価格が上昇してきましたが、ある日ガクンと値が落ちました。

こんな状態ですね。

この時点でだいたいみなさん「うわやばいやばい、はやく売ってしまわないと!」となります。そして売ります。


しかしこの銘柄、その後暴落には至らず持ち直し、またじわじわ値を戻します。


「しまったー売らなきゃよかったー」と思いながらも「また値が下がったら買おう」とか思います。でも下がる気配がないのでここで買います。


そしたらまた落ちます。やばいので売ります。


これ、繰り返してるとこのひと全然儲かりませんね。目先の金額の上下に感情を動かされ、焦って売買するとだいたいこんな感じになります。だから「株とかは儲からない」とかみんな言うのです。

ちなみに、今回サンプルで紹介したこの銘柄はAMAZONです。


https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/chart/AMZN?ct=z&t=ay&q=c&l=off&z=m&p=m65%2Cm130%2Cs&a=v

2010年1月、$125.41だったこの銘柄、2019年7月29日のNY市場開場前の段階で$1943.05を付けています。

2010年1月に$125ドルで10株=$1,250(1ドル110円換算で¥137,500)を買ってずーっとそのまま持っておけば、今日は$19,430(1ドル110円換算で¥2,137,300)になる計算です。

うわあ、買っとけばよかったーーー!と言うのは簡単ですが、ひとは感情で動く動物です。たぶん私でも$125で買ったアマゾン株が$200ぐらいになった時に「そろそろ落ちてくる頃かも。。」とビビって手放すのではないかと思います。

また、2010年1月の時点で、Amazonがこれだけ世界を席巻するオンラインショッピングモール網を形成し株価が20倍近くまで上昇するなどと想像することは難しかったでしょう。

Amazonと同じように世界を狙う企業は当時無数に存在し、その中からAmazonだけをピックアップして購入、さらに9年間継続して売却せず所有し続けるというのは至難の業です。こんなもんは結果論です。


基本的には株価の上下を利用して収益を上げるには、企業研究をして自分が「これだ!」と感じた銘柄を、感情を一切排除し、決まった金額を毎月コツコツと積み上げていくことです。短期的に値が上がろうが下がろうが修行僧のように積み上げるのです。

あなたが思ったとおりその企業の業績が伸びれば、10年後はその企業とともにあなたも大富豪アーリーリタイアハワイで豪遊冬は南半球な生活を送ることができるでしょう。


ただ、現存する企業の中から将来のAmazonを見つけることは、これまた至難の業です。こうなるとくじ引きです。宝くじです。

プロでも企業の将来像を見極めることはむずかしいのに、普段は本業の仕事をしながら片手間で投資をしている方に見極められるわけがありません。


んじゃどの銘柄を積み立てたらいいんだ!となりますが、先人による長年の証券研究において既に一つの回答が出ています。詳しくはこないだ書いた

>>30歳ぐらいのあなたが60歳ぐらいになるときまでに2000万円を貯める方法とは

を見てください。


だいぶ話がそれてきたので戻します。株をはじめとしたいわゆる「相場モン」で損をしたくなければ、


・目先の価格の上下でいちいちうろたえて売ったり買ったりするな
・これと決めた銘柄をコツコツと買い続けろ
・いったん買った銘柄は売ることはできないものとして10年は持つつもりでいろ

です。こっつこっつ、こつこつこっつ。


田村でした。


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