ONIHACI

映像を作る人が感じたこと。ホームページhttp://onihachi.com

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最近の記事

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海外向けの日本食番組の取材で、とある鉄板焼き屋さんに行った時のこと。 素晴らしい和牛を仕入れるそのお店は 鉄板ではなく岩石で肉を焼いていた。 詳しい効能は忘れたが、熱がこもりやすい非常に珍しい岩石で、しかも鉄板に使うのは一枚岩。とてつもなく高価なものだそうだ。 肉にはじっくりと火が通り、和牛の美味さを最大に引き出すのだそうだ。 こだわりのある店は全てが凛として、清々しい。 店内はヨーロッパのアンティーク家具であしらわれていて、シェフのおじいさんは、いわゆる洋装のコッ

    • 東京ミッドタウンのデザインアワードって結構笑い重視

      先日、東京ミッドタウンのことについて書いたばかりですが、 用あって久しぶりに行きましたら、大変面白い収穫がありました。 東京ミッドタウンといえば、都内でも有数のハイソサエティなスーパーデザイナブルスポットであります。 クラシックでありつつエクスペンシブでもあり、ブルジョワジーでありがらナチュラルをベースとして洗練されたアーバンフィールが添えられた逸品でございます。 そんな東京ミッドタウンが毎年デザインコンペを開いておりまして、 さぞやデザインの最先端が集まっていることだ

      • 小さすぎる鮭

        撮影で長野の宿に泊まった時のこと。 予算も潤沢ではなかったし、スタッフの宿は一泊5000円程の格安宿だった。 受付には背中に赤ちゃんをおぶった母さんが、子をあやしながら宿泊客を迎えていた。 朝食、典型的な日本の朝食とでもいうべきメニューだった。ご飯に味噌汁、納豆、卵焼き、お新香、細かく品数が並ぶ。たった5,000円でこの朝食が出せるのだから、経済とは一体どうやって回っているのかと思ってしまう。 だが、鮭が小さすぎる。 あまりにも小さい焼き鮭は乾いてカチカチだった。鮭

        • おしゃれな東京ミッドタウン

          サラリーマンをしていた頃、会社の事務所が、 できたての東京ミッドタウンにあった。 10年くらい前か。 テレビでも連日オープンのニュースをやっていて、僕もこの新しい複合オフィスビルを、お昼休みに歩いたりしていたが、とにかくこの最先端のビルディングはあらゆるものが高かった。 小指の爪くらいの大きさのチョコレートが一粒500円したり アフターヌーンの紅茶が3400円したりしていた。 僕は「へっ、てやんでえ。気取りやがってよ」と思った。 誰も入ってない閑散としたおしゃれ服屋

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