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『疫病退散の儀式』であった鬼ごっこの起源についての話

こんにちは!鬼ごっこ協会です。

本日は、疫病退散の儀式として行われていた鬼ごっこの起源についてのお話を簡単に紹介できればと思います。

「追儺」というものをご存知でしょうか。日本では節分などのカタチとなって残っている儀式でもあります。鬼は外!福は内!のあれですね。

その追儺式が、実は鬼ごっこの起源とされていることをご存知であるという方は少ないと思います。

様々な神社仏閣の行事で今も尚行われている追儺式ですが、どのHPにも疫病退散の説明がなされていることがほとんどになります。

鬼ごっこは、「鬼事」「鬼わたし」などと言われていたとされていて、神事の一つとして神社仏閣の宮中行事であるとされています。追儺式は、その中でも最も古い伝統的な行事の一つであり、平安時代にはすでに行われていました。仮説の域を出ませんが、子ども達や民衆はそうした大人がやられている儀式を模倣して、鬼ごっこという遊びを生み出したのではないかと言われています。

子ども達や民衆は、常に楽しいことを求めているはずです。

鬼ごっこも、もともとは真面目に疫病退散や五穀豊穣、天下泰平を願うために行われていた儀式であって、その背景には飢餓や災害、病気、戦争などの現実的な悲劇を経験した末に生まれたものであるに違いないのに、それを遊びに転換されたのは、とても素晴らしいことだと思っています。まさに、生物としての生きる強さを感じます。

この難局をどうやって、乗り切っていくかは私たちが考えないとならないことだと思います。先人の知恵を借りる人がどう思うかももちろん大事ではありますが、最も大事なことは私たちがどうするかです。

多くの人と笑顔で鬼ごっこで思いっきり遊びたいですね!!


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