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運動時間に比べ『スクリーンタイム』の時間が、小中学生で増加傾向

こんにちは!鬼ごっこ協会です。

スポーツ庁の調査で、「令和3年度全国体力・運動能力・運動習慣等調査」の結果で、とても興味深い点がいくつかありました。

スポーツ庁の調査で、とても危機感を感じるデータがありましたので、いくつかご紹介できればと思います。コロナ禍において、2020年初頭からの状況によって、子ども達の運動や遊びの機会が失われてきていますが、その影響がじわじわと数字にも現れてきているので驚きがあるとともに、想定していて危機が少しずつ現実となってきているので記事にしなければと思いました。

■「スクリーンタイム」についての状況

まず、子ども達のスクリーンタイムの状況です。スクリーンタイムとは、スマホやテレビ、タブレット、パソコン、ゲーム機等の視聴時間のことですが、この数字がコロナ前に比べると、小中学生の男女ともに増加傾向にあることが分かりました。特に中学生にはかなり伸びています。体を動かしたりすることの割合が減ってきていることが読み取れます。

【小学生】スクリーンタイムの状況

出典:スポーツ庁

【中学生】スクリーンタイムの状況

出典:スポーツ庁

■肥満に該当する割合の状況

続いて、肥満に該当する子ども達の割合の状況の変化も驚きました。平成30年や令和1年に比べると、令和3年には小中学生の男女いずれも、数%の増加傾向があり、特に小学生男子は2%も増加しており、かなりの割合で肥満が増えていることは、これまでのデータを踏まえると憂慮すべき事態であると感じられます。スクリーンタイムの増加と、肥満の増加は、直接的にそれぞれがリンクしているかは分かりませんが、スクリーンを見ている時間は体を動かさないはずなので、リンクはどこかでしているとは考えられます。

【小学生】肥満に該当する割合の経年変化

出典:スポーツ庁

【中学生】肥満に該当する割合の経年変化

出典:スポーツ庁

子ども達の日常生活が、コロナ禍で大きく変化してしまったが故に、肥満の増加をはじめ、健康面での弊害も数字で現れてきているので、この状況を何とか改善していくためにも、私たち鬼ごっこ協会では子ども達に鬼ごっこの体験機会を作って対処していきたいと強く思っています。

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