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東京紀・上野に行け

皆さん、生きていますか?日々お仕事お疲れさまです。

著者は上期で部の通期目標を達成したので、少し羽根を伸ばすことにしました。
あと残りの半年はサボって過ごしてもいいのですが、真面目なので新商材の開発や営業の強化、採用や教育に時間と予算を投下します。備えあれば憂いなし。


さて、今回は休みの話でした。

後輩たちや先輩たちの尻拭いを沢山して、お客さんの理不尽な要求に「はい」「はい」「はい」と応えて、家では更年期障害の奥さんに日々悪態つかれていますので、目標を達成したときくらいは羽根を伸ばしていいですよね。
皆さんも同じです。休んでいいんですよ。

そんなわけで家族に黙って有給休暇を取りました。昔だったら、スーツ&革靴で出掛けないと「あれ?仕事は?」だなんて思われてしまいますが、テレワークのゆるいビジネスカジュアルの格好で、ショルダーバッグ一つで家を出ても、なーんにも言われません。
いい時代ですね。自分で言うのもなんですが、ニューノーマルに完全適応してます。

家を出てから向かうのは、上野です
混雑を避けたいならば出勤するときと同じように朝から出掛けましょう。


上野ってダサくない?

「上野?動物園のある上野?あんなところに行って、何すんの?」なんて言わないでください。オトナだから分かるディープな魅力が沢山です。
ダンディーなおじさんでも、見るからにオッサンなおじさんでも、絶妙にフィットする街です。女子にももちろん人気です。

上野駅公園口が2020年の春に改装されてから、そのブランドは完成を見たと言っていいのではないかと思います。
公園口改札を出てからの広い空、広い道、その開放感。広場で、ヨガトレーナーのように深呼吸をしてください。

この環境、まさに羽根を伸ばし命のお洗濯をしようとするビジネスパーソンのためにあると言って、過言ではないでしょう。
駅前には綺麗な店も増えたので、穴場のデートスポットなんじゃないかとさえ思います。

上野=古くてダサいという印象を持っている方は、情報をアップデートしてください


美術館が脳を育てる

普段パソコンやスマホの画面ばかり見ているその眼。その眼の奥の視神経は脳にダイレクトに繋がっています。
年に一回は、世界的な名画を鑑賞して脳に刺激を与えてあげましょう。
そうです、私達の脳は美しいものを観て感動する権利があります。ディスプレイばかり見ていては脳がもったいないです。

2021年9月下旬、上野を賑わせているのは「ゴッホ展」です。

ゴッホは知ってますよね?名前くらいは。

19世紀後半の印象派画家の中で、最も有名な画家。ゴッホの絵は図工や美術の教科書でも観たことあるでしょう?
今展示では、かの有名な「種蒔く人」も展示されています。

映画にもなっているので、展覧会に行く前の夜にアマゾンプライムなどで鑑賞しておくと良いでしょう。
細かい話は上記リンクを読んでもらうこととして、この画家、生きている間は全然売れなかったそうです。有名なエピソードです。

※この辺は、読み飛ばしていいです↓

皆さんどう思いますか?
「売れない」って、金銭的に困ることだけでしょうか?違いますよね。
認められず、仲間もできず、寂しくて辛いですよね。

仕事ができないと、周囲に呆れられたり、仕事が終わらないからランチや飲みに行けなかったり、結構しんどいですよね。
仕事できませんでした、でもまぁいいっか!では終わりませんから。
できなかった分、失敗した分を取り返そうとがんばりますよね。

そんなふうに考えていたら、何だか切なくなってきませんか?

ゴッホは死後に多くの画商たちに認められ、芸術会のレジェンドになりました。
また、多くの画家や画商が彼を軽視する中にありながらも、フランスのアルル滞在中はゴーギャンと交流するなどして人生の喜びを得ていたことが知られています。

開催場所は東京都美術館。

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入場料は2000円くらいですが、これくらい堂々と胸を張って払いましょう

上野公園のカフェ

午前中に美術館や博物館を楽しんだら、上野公園内のカフェで、いま観てきたものを再度味わいます。
ここのところ、世の中のコンテンツの発信量も膨大なのでユーザーのコンテンツ消化も追いついていません。
読んだ本のタイトル、観た映画のタイトル、YouTuberの名前、読んだ記事の作者。
実は分かんなくなってきているでしょ?(笑)。

だ・か・ら

楽しんだことを味わう時間が大切なんです。喜びを思い出として脳と心に定着させることで、幸せな人生になります。

次行く前のこの儀式、忘れないでくださいね。

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私は広場のスタバにしました。
コーヒーを口に含んでは、公園の景色と散歩されている犬たちを眺めては、展示のメモを取るというのがいい感じでした。

実際、私は日頃からノートに感想などを書いています。こうしてブログを書くときの参考にもなりますし、ノートに書くことで追体験が期待できます

美術館や博物館をじっくりじっくり観ているとそれなりに疲れますので、体力を回復するためにもコーヒーブレイク、オススメです。

昭和を楽しむアメヤ横丁

さてカフェで十分に振り返りができたら、ランチタイムです。
アトレには小洒落たレストランが多く、駅前にも素敵な店が増えましたので、女子ならずとも女子心が刺激されますね!
上野でお洒落ランチを楽しむのもいいのですが、大手町や日本橋、汐留でも楽しめそうなので、敢えて趣向を変えてみませんか?

おすすめは、アメヤ横丁の屋台です。

まるで、東南アジアのバックパッカー街のような雰囲気です。昭和から続く活気があり、目も耳も鼻も舌も刺激を受けます。

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こういうところで、焼きそばとアルコール(宣言中はノンアルコール)とかやると、最高ですよ。
私は「珍々軒」という、突っ込みたくなるような名前の店にしました。

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私は焼きそばとノンアルコールビールとチャーシューで1500円くらいでしたが、一皿で足りる人ならば500〜700円もあれば十分でしょう。

食べたあとは、腹ごなしに商店街を見て歩くとよいです。
軒先に並んだ解体された豚や海の幸たちを眺めたり、ミリタリーショップで買い物したり、お土産を買ったり。

私はこのあと、上野駅の本屋で本を買ってカフェで読んで過ごしました。

旅の予算とプランまとめ

こんな感じです。
●美術館・博物館 1500〜2000円(選ぶ展示による)
●上野公園のカフェ 400〜1000円(スタバほか計4,5箇所候補あり)
●アメ横ランチ 500〜1500円(店によりますが、だいたいこの範囲でOK)

合計2400〜4500円

まあ感覚的には映画館で休みを過ごすのと同じくらいの予算感ですかね。
全くの私見ですが、映画はネットでも鑑賞できるので相対的にこんな過ごし方の価値が上がってきているんじゃないかと思ってます。

あと、このプランの良さは、午後半休でもイケるという点です。
その場合は、ランチ→美術館・博物館→カフェが良いですね。銀杏で公園が金色に染まる頃がベストかもしれません。

注意点ですが、このコースを土日祝日にやると少しタフになります。人出が多いから

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