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カルロス・ゴーンの逃亡劇の考察

年末年始の騒がせているカルロス・ゴーンさんの逃亡劇についての考察を書きたいと思います。

まさかの保釈中に海外に脱出したという24のジャックバウワー、ミッションインポッシブルのイーサン・ハントも真っ青な逃亡劇です。

今回の逃亡劇からカルロス・ゴーンってどんな人なのか?って知らない人もいると思うので簡単におさらい。

カルロスゴーンWiki

そして、今回のnoteは

1.なぜ逃げたのか
2.なぜ逃げることができたのか
3.今後どうなるのか

をスタートアップ経営者の視点で簡単に解説していきたいと思います。
それではいってみましょう。

1.なぜ逃げたのか
これは単純に裁判で懲役刑をくらってしまうことがほぼ見えてきており、海外の司法制度と比較しても司法取引制度も主犯の被告側に対して非常に不利であることが主な理由かと思います。

部下(たとえば西川さんとか)が一方的に司法取引できて社長が悪いと指をさしてもゴーンさん自体は取引自体できないということらしく、無罪か有罪かという2択のリスクがあまりにも高いと思ったと考察します。

今回の事件の異常性をまとめている記事はこちら

とはいえ、それを実行する行動力はさすが倒産寸前の日産を復活させたビジネスマンとしての意思決定の強さを感じます。

決定したらすぐに実行はスタートアップ経営にも通ずるところがあります。日々の難しい判断を素早く実施して、ダメならすぐ検証して次に進むということですね。

年齢的にもこのままだと刑務所で天寿をまっとうしてしまう可能性もあり、名誉回復することも難しいと判断したのでワンチャン海外逃げちゃえってことになったのではないかなと考察します。

2.なぜ逃げることができたのか
この記事がとてもまとまっています。こちら
この選択肢だけを見ると、日本の弁護士が協力するはずもないので、レバノン大使館がサポートしたのかなという考察されます。

クリスマスディナーの音楽隊を装った協力者がゴーン氏を楽器箱に隠して自宅から連れ出し、手荷物検査を受けないという外交特権を利用して出国させたとか、

こうなるとオージャンズ11のレベルの大脱出劇ですね。これが事実なら本当にすごい行動力ですし、サポートした人はプロの夜逃げ屋本舗ですね。。。

3.今後どうなるのか
これからはゲームチェンジで日本のルールは通用しなくなるので、いかに日本の検察が前時代的で人権を無視した取り調べがあったのかということをレバノンから世界の70億人に訴えかけるという図式になり、日本ってなんて野蛮な国なんだ!!って思う人続出みたいな。

検察の面目丸潰れではありますが、24みたいに大使館に乗り込んで拉致するくらいしないともう日本の法律ではもう裁くことはできないのではないかなと思います。。。。

最後に
昔のライブドア事件を彷彿とするような、何が悪いのかがいまだによくわからない事件という印象です。

なぜ何度も逮捕されてしまったのかと非常に恐ろしい事件ですよね。もう悪人決定みたいな決めつけ方がエグいです。

ライブドア事件もいまだにどのような悪いことをしたのか、なぜ刑務所収監されたのかいまだにわからないですし、類似事件のオリンパス、カネボウ、東芝の事件と比較してもなぜホリエモンだけ?みたいな、出る杭は打たれるという日本の恐ろしい風習に恐怖を感じる事件でした。

そこを闘う場所を日本ではなく、海外に逃げた上でゲーム方法自体を変えたゴーンさんの行動力はさすが世界でも名だたる経営者だと感じざるをえません。

個人的には兆を超える売上をあげる日本の大企業である日産を復活させてくれた大恩人をさすがに逮捕しちゃうってどうなの?って思いますし、こんなことすると優秀な海外のビジネスマンもう来てくれないんじゃね?って日本にとってとてつもなく損失も大きい事件だなぁと思いました。
#ビジネス #時事ネタ #カルロスゴーン

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