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新テスト:POST-CC-OSCE対策~準備編~

医学科6年生のおにすらです。自分の大学でも今年からPost-CC OSCEが正式に導入されました。去年は試用期間ということで対策している先輩はおらず、手探りの中での受験でした。無事合格できたのでどんなことをやったのか参考までに残しておきます。(半年前のことなので記憶が曖昧な部分はご容赦ください)

※Post-CC-OSCEってどんな試験なの?っていうのは分かりやすいサイトがあるのでそちらをご覧ください。
(※テストで出た症候等は言えないので予めご了承ください。)

①共用試験機構の冊子(一週間前から3日前まで)

POST-CC-OSCEを受けるにあたって、実施団体である共用試験機構CATOから大学経由で資料を渡されます。↓みたいなページが各症候毎に用意されています。そこに、~の疾患やと~の症候があるみたいなのを書き込みます。(例えば肺炎であれば発熱+で咳嗽++みたいなことを書く)

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因みにこの冊子は以下のサイトでも公開されています。

自分は、主に病みえのアプリから使える鑑別!1st impression(第3版)2,970 円(税込) を参考にして書き込みました。
書き込んだら
①どの主要症候にどの疾患があるか
②各疾患にどの症候があるか

をざっくり覚えました。

②診察と発表の原稿づくり(6日前)

機構からでているDVDや、他の人の意見を聞きながら予め診察と発表のための原稿を作っていました。原稿については別記事で紹介したいと思います。

③手技の練習(5日前から前日)

診察と手技がみえる vol.1を参考にしながら必要な手技について友達と練習しました。どの手技が必要なのかは先ほどのCATOのリンクの冊子に載っているのでそれを確認すれば良いです。

ここで強調しておきたいのは、実際にやることが大事です。特に打鍵器などは購入して練習することが大事です。大学等で借りるかAmazonで1000円位で購入しましょう。

あまり詳細なことは言えませんが、練習で打鍵器を使わず、ぶっつけ本番で反射を出そうとしてもうまく叩けません。追試にかかるとワンチャン卒留にも繋がってくるので実物を使って練習することを強くお勧めします。自分はAmazonで買いました。


④臨床推論と発表の練習(4日前から前日)

3~4人か集まって、お互いに問題を出し合ってロールプレイしました。所見は医師国家試験の過去問を参考にして問題を作りました。
一人が患者役、一人が医師役、残りが評価者となって、一通り終わったら評価者から良かった点、悪かった点などをフィードバックしてもらうようにしていました。自分ではできているつもりでも、第三者目線でみると出来ていなかったことが多かったので評価者を作っておくのは大切ですね。

⑤心雑音や呼吸音の確認(4日前から前日)

公開されている情報として、録音された音声媒体で呼吸音や心雑音が出る可能性があると説明されていました。自分はあまり実習では聞けなかったためアプリで練習していました。

実際に出たかどうかについては言えませんが、どこの大学にも音の出るスピーカーとパソコン位はあるので、出題はあると思って練習しておく方が良いです。
④のロールプレイでも活用できるので班で一人購入すると良いでしょう。
下記に使ったアプリのリンクを貼っておきます。(iphone/android)

①ポケット心音(無料)iphone/android

肺の聴診トレーニング-見える肺音(税込1480円)iphone/android


まとめ(と課金した額)

POST-CC-OSCE対策としては
7日前から3日位で①機構の冊子に書き込む
6日前に②問診と発表の原稿を作る
5日前から前日まで③手技の練習
4日前から前日まで④臨床推論と発表の練習と⑤心雑音と呼吸音の確認
をしたということになります。
課金額としては
診察と手技がみえる〈1〉6600円
打鍵器 1100円
鑑別!1st impression(第3版)2,970 円
肺の聴診トレーニング-見える肺音 1400円(android版)
合計12070円でした。

感想

当日は緊張しましたが、勉強のかいもあって大きなミスなく終わりました。このテストは全員合格ではなく、本当にダメな人はしっかり落とされるそうなので無事合格できてよかったです。
これが何かの参考になれば幸いです。

続編はこちら




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