子供たち(末っ子は現役不登校!)

末っ子は小学2年生。
特別支援級に在籍し、家庭学習中です。

末っ子は知的には問題は無いのだが、集団で過ごせない。
ただのワガママに思えたが、実はそうでは無い。



末っ子が入学した年の特別支援級へ入学してきた児童数は過去最高数だったそうです。大抵、1~2人。多くて3人程度しか入ってこないのに、その年は一度に6人が支援級へ。
総勢16人の大所帯支援学級となった。

どういう訳か
16人の児童が一つの教室にまとめられ過ごす仕組みになっていた。
恰好は情緒クラスが2つに分かれていて、末っ子はさくら(情緒)2組だった。別の教室に前にはさくら2組と書いてあり、その下にはそのクラスの児童の名前が書いてあった。
でも、実際は一つの教室でまとめて、朝の会や図工、体育、生活、お給食の時間を過ごし、授業は学年別や理解度に分けて教室のアチコチに先生1人に対し児童3~4人という感じでグループを作り授業をしていた。


末っ子は環境が変わるのがとても苦手で、保育園から小学校に上がるというのだけでも環境の激変だったのに、加えて大好きな長男が県外の高校へ進学したため「いつも当たり前にいた人がいない」という、末っ子のメンタル的に生きるか死ぬかくらいの激変の春であった。

そんな精神的に落ち着かない入学早々、16人中殆どが多動を伴うお子さんばかりの教室に入れなくなった。

何とか教室に入っても、微動だにせず顔色悪く座っているだけ。

先生達は

末っ子君、とても落ち着いていて何故支援級にいるのか分からない位です!
来年は普通級でも大丈夫なのではないでしょうか!



大勢の中で過ごすのが苦手であること
落ち着いているのではなく
脳内がパニックを起こして動けなくなっている事

何度も説明し
個別指導要綱にも色々細かに書いて渡してある。
その内容は主治医にも見てもらったが
これで通じなかったら支援級の先生じゃないわね

とお墨付きを頂けるほど。


でも、理解してもらえる事がなく
ある朝、玄関先で「学校に行きたくない」と大号泣

デジャブ・・・
この景色見た事あるわ・・・
長男の時に・・・


1年生5月
末っ子不登校の始まり


長男の時とは校長が変わっていたものの
根強い小学校不信と小学校教諭不信があり
どこから手を付けたらいいのか・・・



長男の時と絶対的に違うのは
末っ子は自分の担任の事は大好きなのだ。

学校に行きたくなくなった理由を聞いてみた


― 末っ子のとの会話を録音したものを書き起こした ー


教室に入れない
うるさくて、耳が痛くなってきて
頭が痛くなってくる

お話しを聞くのに・・・
ぼくは先生の言う通り
ちゃんと前を向いて座っているのに
隣の〇君が、突然立ち上がってぼくの机を
バンバンって叩くんだ(涙声)

そうしたら、奥の方の△君が叫び出して
□君が突然教室内を歩きだして
お座りして聞いてくださいって先生いっていたのに
みんな違う事をして
ぼくはどうしたらいいのか
わからなちゃうんだ・・・

※※※※※ ここまで ※※※※※

カオス
カオスすぎる


ある日コッソリと学校に行き
様子を見せてもらったが
先生たちは
叫ぶ、うろつく子にかかり切りになり
大人しい末っ子は見落とされていた。


音への過敏症があるのか
一時期、自宅のインターフォンがなっても
怯える程に神経質になってしまった。


気持ちが落ち着いたころ、聞いてビックリしたのが
どうやら、神経がピりつきだすと

突然目がパチパチするのが怖い


と言っており、中々理解に苦しんだが
突然の予測できない動きが怖い末っ子の特性を想えば
人のまばたきは予測不能な動きなのだろうと納得。


様子がおかしいとか、動かなくなったら
別室でクールダウンさせるとか
何か学校が出来る事はないのかと聞いたところ

人手が足りなくて
末っ子君だけを個別で対応する事が出来ない


おいおいおい

特別支援学級って
特別な配慮が必要な児童のための学級なんじゃないの??



対応できないと言われたので
自宅学習へと踏み切る


今年4月
殆ど学校に行かないまま、2年生に進級

大人しい子達だけを集めたクラスを作り
教室を離すという、今までの一纏め教室を辞めました!との事だった。


新しく担任になったのは
育休から7年ぶりに復帰の先生


自己紹介で、特別支援級も発達障害も全く分かりません!と言った先生。

先生が変わると聴いたときに、支援級のベテラン先生から「先生ってよりもお母さんって感じの先生です」と聞いていたが、私はそのお母さんって感じというのに不安しか感じなかった。


暫く様子を見ていて
同じクラスになった子のお母さんと話をしていたら

子供のお母さんのような先生でもいいけど、教室の子供の特性を全く理解していないお母さんなんて要らないよね・・・

という状態。


担任は短時間勤務で昼過ぎには帰宅してしまうため
午後の授業は下の階で、15人が合同でというスタイル



末っ子、何とか頑張ったけど
合同授業がしんどくてお休みに突入。

ある時ふと気になり
「担任の先生は末っ子君のお話しは聞いてくれる?」
と聞いてみたところ



うんうん とか 凄いねーとは言ってくれるけど
多分、ぼくのおはなしは聞いていない



そっか、それは寂しいね
ママは末っ子のお話し、とっても楽しいよ
色々お話聞かせてね


というと、にっこりと嬉しそうに笑い
レゴで遊び始めた



全部の学校がそういう事ではないだろうし
全ての小学校教師がそうだとは思わないけど
何故、こんなに変な人に当たるのかと・・・
地域柄なのか、変な事件で逮捕騒ぎもあったしねぇゴニョゴニョ…(自主規制)



地元の不登校教室の話が出たが、不登校教室の子が不登校になるという救いようがない状態の、とりあえずあるだけの不登校教室


行かせるわけないじゃん・・・


学校と今後の事について話し合いをした席に、校長がいた。
お兄ちゃんもここの学校の卒業生なのですよね?と踏んではいけない地雷を校長自ら踏み抜き、私は学校を信用できない事を伝えた。

普通の子のための学校でしょ?
普通の支援学級からこぼれた末っ子は
置いていかれると私は思っています。
子供が無事に大きくなってくれる事が何より大事で
自立を目指して育てなくてはいけないと思っています。
なので
大人が子供をイジメるとか理解しないのであれば不登校上等です。
人を信じられないとか、自分は誰からも相手にされないという
気持ちを植え付けてしまうのであれば
学校は必要ありません。
私に問題があるというのであれば、児相でも何でも連絡してください!

教室に入るのが出来ないが、花が好きなので散歩に来ます!
よろしいですね?


と伝えると、それでいい
学校の建物や雰囲気、教室や人に慣れていく事を
めざしていきましょうという回答だった。

今は学校へ散歩に行き、お花をみたり学校を探検しに出かける程度だが、校長が末っ子を見つけると走ってきて一緒に校内を散歩をしている

ちなみに校長は庭いじりが好きなで
校長室にいるのは給食の時間と、事務仕事と来客がある時だけ。
それ以外は校長室に居らず
電話がかかると学校中を大捜索になるらしい。






末っ子の勉強は遅れが出ないようにさせているので、もし、今学校に戻ってもついて行けないなんてことはない。
電車に乗る事や、洗濯物を干し何時間で乾くかという観察をしたり
段ボールでお家を作ったり、カレンダーの裏紙で大きな地図を書いたりと
学校へ行かず、自宅学習をしている


それが正しいのか分からない

私が甘いのかもしれない

でも

体重が激減する程
体調を崩す様な学校には行かせたくない

行きたいというなら行かせるが
行きたくないと言っているのを
無理やり行かせたくない


ただそれだけ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?