帯状疱疹 その2

なんとなく、尿管結石ではないような気がして(おしっこしても痛くないから)、木曜日に婦人科に行ってみよう、と旦那と話し合った。夜に風呂に入ると、いつも痛い右の股関節を中心に、足の付け根、おしり、右の恥骨に赤い斑点がびっしり!「あ!!!」心の中ではもう答えが出ていて、風呂場で愕然としたが、とりあえず風呂から出て患部を旦那に見せる。旦那も「あ!!!」。
帯状疱疹である。旦那も右の瞼に小さくできたことがあったが、私の場合は右の股関節を囲むようにびっしり真っ赤になっている。「婦人科じゃない、皮膚科だ! 」木曜日に朝イチで近所でもっとも評判の良い皮膚科へ行く。(つまり木曜日も会社は休むことになった。)
病院で診察してもらうと、案の定、帯状疱疹だった。思えば最初に恥骨がピリピリしていたのは、帯状疱疹の初期症状だったのだ。治療が早い方が良いと言われる帯状疱疹だが、なったことがないので、判断がつかない。結局発症から6日も経ってしまったことになる。とりあえず塗り薬と飲み薬と痛み止めを出してもらい、とにかく安静にする。金曜日も出社どころではない。土曜日も会社の行事があったので、出社予定だったが、痛すぎて体が起こせないので、無論休むしかない。
よく、帯状疱疹の痛みの例えを「剣山で刺したような」とか言うが、個人的にはメル・ギブソン監督作品「パッション」という映画のキリストの気分だった。(この映画はキリストが裁かれて鞭打ちの刑にあったのち、自力でゴルゴダの丘まで十字架を運び、磔にされるのだが、リアルに描かれすぎてて、映画館で失神者が続出した映画である。鞭にトゲトゲがついてて、痛そうすぎて見てるのが辛い映画である。)自分は何の罪を背負って鞭打ちの刑にあっているんだ、とか、人々の罪を背負ってこの痛みに耐えているのだとか、茶化してはならないようなおバカ発想で笑ってしまうくらい痛い。ただただ痛い!

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