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香りの秋。金木犀の季節。

もう10月というのに、なかなか涼しくならないですが、香りでは秋を感じます。

私が一番好きな香り、金木犀の香りがする季節です。


今年も金木犀が咲いています

去年まで、普通に通勤で毎日外出していましたが、在宅勤務になって、めっきり外出の機会が減ってしまいました。

最近は仕事も多忙で、月曜日〜金曜日まで家に篭りっきりの週もしばしば。

今日の歩数計は、驚きの84歩です。

引きこもり生活

さすがに冷房はいらないけど、まだまだ半袖で過ごせてしまう今年の10月頭。いつまで残暑が続くのかとうんざりしていましたが、この週末、旅行に出かけると、そこかしこに金木犀が咲き、芳しい香りを漂わせていました。

私が家にひきこもっているうちに、ちゃんと季節は進んでいるんですね。

こんにちは、秋。

金木犀の魅惑の香り

香りって言語化するのがすごく難しい。

甘くて、優しくて、ふわふわしてて。
鼻の中にスッと入ってきて、疲れた心を溶かしてくれます。

花自体は色はさておき、形は小さくて地味なのに、どうしてこうしてあんなにいい香りがするのかと毎年不思議に思います。

満開の金木犀の木の横で、スーハースーハーと深呼吸すると、まるでこの世の天国です。

金木犀の木の横に机を置いて仕事をしたら、さぞかし捗ることでしょう。

いつか自分の家を建てたときには、庭に金木犀の木を植えるのが私の小さな夢です。

金木犀の香りを求めて

世の中には様々金木犀の香りグッズがあります。ハンドクリームだったり、香水だったり、フェイスパックだったり。

色々これまで試してみましたが、どうもしっくりくるものがなく、悲しい限り。

溺愛する香りなので、いつも身につけていられたらとは思うものの、この夏の終わり、秋の始まりの季節にだけフワッと出会う香りだからこそいいのかもしれません。

儚い金木犀

そして、いつの間にか散っているのが金木犀。

調べてみると花は1週間程度の命だそう。風に吹かれてハラハラと散ってしまうのは本格的な秋の始まりなんですね。

夏の終わりに咲いて、秋の始まりを香りで知らせて、すぐに散っていく。
そういう儚さが、季節の変わり目のセンチメンタルな気持ちと相俟って、金木犀という花を特別なものにしているように思います。

今年もあと少し

金木犀の香りと共に、季節は秋。今年も気付けばあと3ヶ月を切っています。
秋が来て、冬が来ると、もう来年です。

来年の私はいつ、どこで、どんな姿で金木犀の香りに気づいて、何を考えているでしょうか。ちゃんと今より成長できているでしょうか。ちゃんと幸せでしょうか。

何をしてもしなくても日々は過ぎていくけれど、
金木犀の香りはその時間の流れを毎年優しく教えてくれる気がします。


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