黄砂に吹かれて大学の帰り道
なぜか朝目を覚まして微睡んでる最中、工藤静香さんの「黄砂に吹かれて」の間奏部分が脳内で流れ、ずいぶん前に辞めた大学からの帰り道の風景が突然バッと現れた。
工藤静香さんにハマってたの、高校時代だったはずだけどな。なんでだ?大学のあの頃は中森明菜さんとか華原朋美さんだった気が…いや、工藤静香も聴いてた。うしろ髪ひかれ隊とかはずっと聴いてた。
大学辞めた後もカウンセリングルームは利用できたから、その帰り道。誰とも鉢合わせたくなくて、わざと急な坂道がある方から帰っていた。それでもその先はどんなルートでいっても誰かと鉢合わせるリスクがある道しかなくて(田舎すぎて細い道しかない、ルートが少ない)、そこを歩いてる時はずっとドキドキしていた。
この曲、もしかしたら間奏部分が一番好きかも。いやAメロも好きだな。でも間奏部分の、品がありつつも冷たい風が急にぶわっと荒らしていくような激情さは何度聴いてもたまらない。
ずっと懐メロを聴いていた帰り道。
やっぱり上手くいかなかったな〜あははという自分への失望、もうどうにでもなれという投げやり感、未来へのほんの少しの期待。
この感情もきっと懐メロのようになっていくのだろう。
あの頃の懐かしさは特別。
うしろ髪ひかれ隊の斉藤満喜子さん、高3の時のカウンセラーさんに似てたなぁ…と、ふと思い出した。なんかずっとカウンセラーさんにお世話になってる人生だな。2週間に一度、会うたびに「似てるな〜」って思いながら自分の悩みを喋ってた。でも今思うと似てるっつっても眉毛太かっただけかも(笑)
それにしても、なんでこのPVこんな危なっかしいところで歌ってるんだ?意味不明…
高校も大学も、学校までの道しか知らない。あの先にどんな建物があるかとか、どんな景色が広がってるかとか、想像したことは何度もあるし、今でもたまにGoogleマップで徘徊したりする。
辞めた大学は田舎すぎて、今では行く機会がマジでない。多分二度と行かないであろう場所。
当時は無理だったけど、今ではストリートビューで学内まで散策できるようになってる。あ、近くにギター教室なんてあったのか。こんな田舎なのに。近くに大きな公園があって展望台がある。そこから眺める景色、どんなのだろう。きっと大学も見えるし、電車から見えたあのお化け屋敷みたいな病院も古臭い変な名前のラブホテルも見えるのかな。
行ってみたいな。あの頃は知らなかった景色。
せっかくだし、アクションカメラとか買って撮影しながら歩きたいなぁ。その前に体治さなきゃ。最近ずっと体が痛い。
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