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北海道に来てもうすぐ1年元気にやっています。

去年の8月末に埼玉から引っ越してきたので、もうすぐ札幌に住んで1年。体感したことのない寒さはゆるんで、今はじめての夏を迎えています。季節が4回も変わったのだから、環境もいろいろと変わるものです。いい区切りとして、この1年のことと、これからのことを書いてみました。

北海道で一番好きな山(知床から見える斜里岳)

北海道で豊かさを知った2022

札幌に住み始めたのは、昨年の8月末。転職を機に埼玉から引っ越してきました。それまで実家に住んでいて、旅行にもそれほど行かない出不精な性格でした。だから札幌の会社に転職した理由は、世界が広がりそうな予感がしたから。その事業会社を3月に離れることになったけど、わたしはこの半年間で北海道が大好きになりました。

もちろん魚がおいしい

それまで「大きい会社に入って正社員として働くことこそが正義」だと思っていたけど、北海道で暮らしている方の生活はちょっと違った。会社を辞めてキッチンカーでおにぎり屋さんをやっている方や、仕事と音楽活動の二足の草鞋を履いている方、一度東京に出て今は地元に帰って家業を手伝う方など、出会った方はみんなみんな豊かに見えました。そして、その方たちの共通点は「自分の手でつくっている」ということでした。

だからたぶん、豊かさには地位やお金は必ずしも必要ではなくて、何かを生み出す側の人になることで豊かに暮らすことができるのだと教えてもらった気がします。

北海道で初めて食べた山菜の「うど」(左下)

何かを生み出す側の人が豊かになれると気づいてから、わたしは何ができるだろうと考えるわけです。熟考の末に思いついたのは、好きな「服」に関するトークイベントをやることでした。そしてイベントをやりたいと話すと、周りの友だちや大人がとても応援してくれて、会場やゲストスピーカーがあれよあれよと決まって、本当にイベントを実現させることができました。やりたいと言ったことを応援してくれる人たちがいる北海道が、ますます好きになりました。

がんばって喋ってる

だから3月に会社を辞めるとなったときも、真っ先にこのまま北海道で次を探そうと思ったんです。その願いが通じたのか、働き先が決まりました。『ローカルフレンズ滞在記』という番組の制作班の方から声をかけてもらったのです。勤めていた会社の社長が企画をつくった番組で、それがきっかけで番組を制作していたテレビ局の方ともよくお会いしていたからでした。

ローカルフレンズ滞在記のみなさんと
旅行にも行きました

わたしはこの番組のことを本当に尊敬していて。取材者をテレビとして、いたずらに消費しないようにしていることとか、出演してくれた方との関係性が放送後にさらに深まることだとか。だけどわたしにとって一番の魅力は「地域で頑張っている人を応援すること」をモットーにしていることでした。

まさにわたしが北海道に来てから感銘をうけた「自分の手でつくっている方たち」の力になれる仕事だったんです。そういうわけで、お誘いを快諾したのでした。今は、主に番組ウェブサイトや記事の編集をしています。

以上が、北海道に来てからの1年でした。ふう、怒涛だった。

これからは

釧路港にて

『ローカルフレンズ滞在記』の制作班に入ってから、もうすぐ4か月が経ちます。今はたぶんなんだか「片想い」をしている感じがしています。北海道が好きで、地域で頑張っている方たちを応援したいという意気込みとは裏腹に、自分のスキルが足りなくて正直何もできていない。

名目上はライターとして採用していただいたはずが、ライティングでさえもっともっと上達する必要がありました。でも本当は、自分で見聞きしたものをコンテンツとして残せるようになりたい。ライティングだけじゃなくて、取材することもできるようになりたい。

だから仕事の中では自分のできることをやりつつ、勉強しつつ、自分でもやってみることにしました。北海道で出会った方たちを紹介していくnoteを書いていこうと思いました。フォロワーは多くないアカウントだけど、一人でも読んでくれる方がいれば、それは頑張っている人を応援することになるはずと思って。

初回は、北海道の右上に位置する滝上にできたゲストハウスを紹介します。オーナーのみなみさんが本当に素敵で、行くだけで元気になるパワースポットのような場所です。素敵な素敵な写真を使わせてもらったので、それだけでも見ていってください!

最後に

北海道で出会った方たちを書いたnoteがたまったら、ZINEにしようと思っています。実は、デザインをもっと上手くなりたくて。きっかけは社内勉強会のポスターをデザインさせてもらったことでした。誤操作がきっかけだったけど、すごく良いデザインにできたんです。見た目がかわいいのはもちろんだけど、このデザインにするべき理由がちゃんと説明できる。もうこれだ、このデザインしかない、という感覚があって、鳥肌が立ちました。これがすごく嬉しくて、デザインをもっと勉強したいと思うようになったのでした。

そんな話をデザイナーさんにお話ししたら、量をこなしていくといいとアドバイスをもらいました。それがいずれ質になっていくからと。だから下手くそでも、ZINEのようなものを今後も作り続ける所存です。見守っていただけると幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。まだまだ未熟なわたくしですが、今後ともよろしくお願いいたします。

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