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日常に不穏な空気が漂ってきて これは夜更けの風と一緒に流れていく類のものでなく 毎朝立ち込める霧のようなものだと予感し始めたのが昨日。 今日「あの人に手紙を書こう」とふと思い、途端、気付く。 彼女は私にとって特別過ぎたのだ。 小さく細い身体に 会うたびに目を惹く鎖骨。 雨が近づけばものが喉を通らなくなり篭りがちになる彼女は 繊細さとか弱さを体現しているように思えた。 それでも その艶かしい胸元からは 彼女が生きていることを沸々と感じさせられた。 "生"の雰囲気を纏わ
花が好きだ。 およそ1年前、初めて生花に出会い、 その日から花は、私が愛してやまない存在になった。 記事に載せた写真は初めての生花で作った作品。 技術に未熟さはもちろん目立つものの、 私はこの作品が完成したその時、 心臓を暖かな手のひらでそのまま包まれたような、そんな気になった。 たくさんの、大きく綺麗な花がある中で、 それに手を伸ばさなかった。 小さな花を咲かせたカスミソウとサクラに猛烈に惹かれ、 導かれるように、手を伸ばし、枝葉をとにかく切り落とした。
今日は会社に取りに行くものがあって、 夜、少し外に出た。 少し外を歩くだけでも気分は明るくなるものだ。 半袖でも過ごしやすい気候に、 ビルの間を吹き抜ける風が全身に気持ちよく降り注ぐ、 5月なのに、風は十分、初夏の香りを運んできてくれる。 夏の始まりを予感すると、ワクワクするのは私だけだろうか。 高校野球をやっていた私にとって、 夏は少しだけ特別な季節。 太陽に焼かれ、身をすり減らしながらも、 熱く駆け抜けたあの夏を、 身体はまだ覚えている。 きっとこ
最近の自分は、 月1とかじゃなく、日1のペースで病む。 最近、前向きな気持ちで生きるために、 日々、石を注意深く積んでいる感覚になることがある。 朝はSNSとメール類を見ない 筋トレの後、気持ち良い日差しを浴びてランニング 瞑想を終えた後、朝ごはんは納豆とお味噌汁と小鉢を コーヒーを飲みながらニュースと新聞をチェックして 午前中は決断力のいる複雑な仕事から手をつける お昼ごはんは血糖値が上がりすぎないように軽めに 本を読んで軽く昼寝をして 午後も仕事に取
幸せな人生は創っていくものなのだろうか。 きっとそれは、一部正解なのだと思う。 安心して住めるところがあって、時々好きなものが食べられて、 何かを成し遂げるために努力して、達成して、 時には「日常の小さな幸せって大事だよね」なんて視点を変える工夫もしてみたりして。 きっとそうやって創っていくものなのだと思う。 でも時々、幸せな時間が、空間が、 ふわっと自分を包みこむことがある。 そう、自分は創ってもないし、考え方を変えてもいない。 幸せが、至福が、豊かさが、
仕事をする。本を読む。文章を書く。酒を飲む。 何かに意識を向けていなきゃ、やってられない。 ひとたび自分の内っかわに意識を向けようもんなら、ろくなことがない。 本当は仕事なんてしたくない、寂しい、誰も俺なんかに興味はない、なんのために頑張っているのか、誰のために頑張っているのか、感情に浸っていたい、もう頑張りたくない 心になだれ込む無数の言葉。 こいつらに耳を貸そうもんなら 起きる気力すらなくなってくる。 だから今日も、必死で何かに気持ちを向ける。 そうじゃな