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ちょっと大きくなった

 新しくリリースした「証」のペーパーバックが届きました。初めてみた感想は、「このサイズ、なかなか存在感があっていいかも」でした。以前リリースした新書版と比較してみると一回り大きくなっているのが確認できます。これで本文の行間をもう少し狭くして印刷すれば、20ページ分くらいは節約できそうな気がします。

 どうしてもコスト高になってしまうペーパーバックなので、少しでも安い価格で提供できるような工夫をすべきなんだろうなと思っています。市場に出回るメジャーな本と同じ価格で売れるはずはないので。その壁がkindleの印刷コストと手数料なので、印刷コストを下げる努力しかその対象が無いんですよね。

おさらい (要約)
ペーパーバックの売値は、40%がAmazonの手数料、60%がロイヤリティですが、ロイヤリティから印刷コストが差し引かれることになるので、印刷コストを0.6で除した額が最低売値(税抜)となります。また、ペーパーバックは紙の大きさに関わらず一枚あたりの印刷コストは同じですから、より大きなサイズにすればページ数を削減できて印刷コストを下げることができます。

 大きい紙面といってもA4サイズの小説は考えにくいので、B6サイズか、大きくてもA5サイズということになります。USAトレード版はほぼA5サイズですね。今回はB5サイズで印刷したことによって、新書版に比べるとだいぶページ数を削減できました。新書版で印刷すると280ページ近くになるのがB6サイズの文庫版なら190ページ程度に収まりました。売値を税込1,000円以下に抑えようとした場合は140ページ程度に収めるのが理想のような気がしています。

 それ以外の手段としては、二つ以上の小説を一冊の本としてリリースすることも考えようと思っています。そうすることで売値は1500円前後になりますが、2冊買うより若干お得感がありますよね。自分が購入する立場だったとしたら、同じジャンルの小説なら許容範囲かなとも思うので、ジャンルを混在しない方向で検討してみたいと思います。

 いずれにしても、もう一工夫の余地がありそうです。引き続き、検討、研究していこうと思います。

 最後に 裏話をちょっとだけ綴ります。「証」の表紙に使った写真は我が家から見える朝陽の写真なのです。じつは、裏表紙には沈みゆく月が写っています。本来なら月が左で太陽が右なのですが、写真を左右反転させて表紙に使いました。二つの心を太陽と月にかけてみたんですが、流石にわからないですよね。

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#ペーパーバック #kindle #本のサイズ #自分の本 #創作活動

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