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【コース紹介コラム③】舟地蔵/舟地蔵公園 第3回 ONSENガストロノミーウォーキングin藤沢 

2023年4月30日 第3回ONSEN・ガストロノミーウォーキング in藤沢〜湘南藤沢の歴史をつむぐ、「藤」の花めぐり〜を神奈川県藤沢市で開催します。ここでは、イベントの会場となるウォーキングポイントをご紹介していきます。

⚫︎ 舟地蔵(藤沢市大庭5143)

大庭城址公園裏口から藤沢厚木線に降りると、交差点の手前に舟地蔵があります。

舟地蔵は「大庭の舟地蔵伝承地」として藤沢市指定重要文化財に平成31年(2019)2月1日指定されました。石造物としての舟地蔵単体ではなく、伝承の舞台地の意味で、史跡として指定されたものです。  

舟地蔵 (撮影:堀浩侃)

永正九年(1512)夏、北條早雲が扇谷上杉氏の守る大庭城を攻めた時、付近一帯は沼地で、なかなか攻めることができませんでした。北条方はある日、陣近くに住んでいた老婆から「引地川の南の堰を切ればたちまち水は干し上がってしまうだろう。」と聞き、秘密が漏れぬよう老婆を切り殺して堰を切り、城を攻め落とせたとのことです。土地の人はこの老婆を憐れみ舟地蔵を立ててその霊を慰めたと伝えられています。

また、一説には、この付近一帯は低湿地帯で、一度雨が降るとたちまち引地川が氾濫、稲作が被害を受けますので田を守り、豊作を祈るためにこの近くの台谷戸の名主山崎六郎兵衛さんが造立したと言われています。六兵衛さんは、通称大六さんといわれ、近くにあるバス停「大六天」は六兵衛さんの通称大六からとったといわれています。

⚫︎ 舟地蔵公園(藤沢市大庭5143)

舟地蔵の信号を渡ったところにある公園です。平成元年4月10日開園、園内に舟地蔵があったことから船地蔵公園といいます。お花見、セミ捕り、どんぐり拾い…四季の遊びがいっぱいあります。コンパクトで手入れの行き届いた、子供と遊ぶおすすめの公園です。

舟地蔵公園の藤棚は、舟地蔵側の入り口からは少し奥まった広場の手前にあります。藤棚の下のベンチで日除をしながら一休みするのも気持ちが良いですね。

【次回】は、第3回 ONSENガストロノミ―ウォーキングin藤沢 コース紹介コラム④ 藤沢市地方卸売市場 に続きます♪

投稿/ONSENガストロノミ―ふじさわパートナーズ

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