仕事をRPGに置き換えると

私のお仕事は、サービス業だ。

仕事には、様々な業種や部署があるが、それとは別に、人間性の内面に深く関わる【タイプ】というものがある。

それを定義する人や企業により、そのタイプを4つのカラーに分けてバランス良くチームを組ませる場合もあるし、横文字の名称で、それぞれのタイプの対応策をアドバイスする方もいる。

私はそれを、RPGに例えてみたいと思う。
○○クエストみたいな。。

職業タイプ
【勇者】カリスマ性があり、リーダー的存在。救世主
【戦士】多種多様な武器を使う、戦いのエキスパート
【僧侶】仲間を癒し、サポートも出来るバランサー
【魔法使い】魔法のような一発逆転のアイディア持ち
【遊び人】楽しませ、笑わせるムードメーカー
【賢者】頭が良くて何でも出来ちゃう。

さて、基本的なモノをリストアップしてみたが、気づいてしまった事がある。
参った… 私は、どれにも当てはまらない。
カリスマも力も頭もアイディアも、何もかも持ち合わせていない。。
【ジョブ診断】みたいなものがあったら、エラーになりそうだ。。

これでは街から一歩も外に出られない。

ホテル業だから、【宿屋の主人】とかになってしまうのだろうか。。

いやある。一つだけ。
わかっていたが気づかないフリをしていた。

私は、【努力家】だ。
ここでの努力家の定義は、努力する才能があるとか、努力が才能を凌駕するとかいうことではなく、努力することしか出来ないという職業の事だ。

どんな才能を持つ者も、努力している。
それでも全て成功するとは限らない。
ならば、私はそれ以上の努力をしなければならない。

いつかのタイミングで、必ず【ドラゴン】と戦う時がやってくる。
自分は弱いからといって、ずっと同じ装備で同じレベルでスライムばかりと戦っているのは、まずい。

その理由は、ゲームの世界と現実世界の決定的な違いが、【年を取る】ことだからだ。

時間は増えない。長めのカウントダウンが、産まれた瞬間から始まっている。

そこで、【努力家】という職業を、自分自身に再定義しようと思う。
努力家の特技は、【楽しんで努力する】としたい。

1.努力した先に何も生まれなかったとしても、今を楽しめる。
2.ただ頑張るのではなく、楽しく努力するために、休むときは休む。
3.もはや、楽しんでいる為、【努力している】という感覚がない。

いいじゃないか。
何にも持っていないから伸び代しかない。

勇者ではないから魔王に狙われることもない。
王様や村人に期待されることもない。
王道とは違う。草むらを掻き分けて独自の道を歩む。

ダンジョンに入っても回り道ばかり、行き止まりばかりと出会うだろう。
それでいい。

行き止まりには、誰にも気付かれなかった宝箱が眠っている場合がある。
宝箱の中身はきっと、誰かを倒す為の最強の武器ではないだろう。
他人には価値が無い、自分だけに価値があるものなんじゃないだろうか。


自分の力では世界は救えない。
まずは、自分自身を救おう。
それが出来たら次は、近しい人。
それが出来たらちょっと遠い人。

多くの人がそれを出来たら、けっこういい世界になると思いませんか?

避難訓練でも、まずは自分の安全確保が最優先って言うしね。

それが、今のわたしにできること。。


読んで頂いた方、ありがとうございます。
結局精神論ばかりで恐縮ですが、出来ることを探し続けます。




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