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自分の身体と深く知り合う〜私がヨガを始めた理由

今日は私がなぜ25年前にヨガを始めたかをお話しします。

そもそも私は子供の時からいわゆるスポーツが嫌いでした。
野山や海で木に登ったり駆け回ったり
自転車に乗ったりするのは大好きでしたが
ボールを使って点数を競い合ったり
速さや高さを競い合ったりすることに全く興味を持てなかったのです。
それなのに学校では人よりも速く走れ、高く跳べ
ボールを投げて勝て!と言われてとても苦痛でした。

本来は身体を使うことが好きだったはずなのに
いつの間にか「運動嫌い」で一切身体を動かさない
不健康な人間になっていました。

20代の頃には不健康がピークに達し
バブル期の日本社会との折り合いが付かなかったことも原因で
心身のバランスを完全に崩してしまいました。
鬱で食欲もなく36キロまで痩せてしまっていた私を
ヨガ教室に誘ってくれたのは
その頃勤めていた英会話学校の同僚の先生でした。

身体を使うことが楽しい!と感じたのは子供時代以来でした。
足や手の位置を確かめたり背骨を捻ったり
目標や点数と関係なく競争でもなく
ただ単純に自分の身体を使って遊ぶ。
(その頃のヨガ教室はモデル体型のインストラクターも
流行のヨガウエアも存在しませんでした!)

それは自分自身と仲良くなる楽しさ。
他でもないこの世にたったひとつの自分自身と深く知り合う。
そんなプロセスだったのです。

大切な自分の身体をどれだけ長い間苛めてきたのだろう!
辛い、苦しいとメッセージを送ってくれていたのに
長い間どうしてないがしろにしてきたのだろう!

そこから私は徐々に健康を取り戻して
30代に入った時には子供の時と同じくらい元気になりました。

自分と向き合う。
自分の身体を慈しみ自分の生命を再認識する。

それが私にとってのヨガです。


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