シュネーベルク鉄道
ウィーンで模型店巡りをした後はいよいよゼメリング鉄道だ!
そんな感じで計画を立てていたら、その日程だと乗車予定のNight Jetが高かったので、丸一日ウィーン近郊で楽しめそうな場所を探してみた。
ハンガリーやスロバキアに行くのも良さそう!と考えたりもしたが、
最終的にはオーストリア最高所の駅もあるシューネベルク鉄道に決定した。
ラックレールのレイアウトを制作する際の参考にもなるだろう。
朝早かったら客車のICもあるそうだが、夜行便の飛行機の疲れもあって9時頃のレイルジェットでウィーナー・ノイシュタット駅を目指した。
レイルジェットに妥協だなんて贅沢な。笑
ウィーナー・ノイシュタット駅でローカル線に乗り換える。今回のヨーロッパ旅行で唯一のローカル線に心躍る。
楽しみにしていたオーストリアのローカル線の旅であったが、切符を買うときにどれだけ検索をかけてもバスに乗換しかヒットしない。
どうやら線路の保線工事中らしく、ほんの数駅乗っただけでバスに乗換となった。
最前列の席に座り前面展望を楽しむ。途中で運転手さんが子供にフルーツをくれたり、このゆるさが日本と違ってよいよなぁ。
道路はある程度線路と並走していて、何度か補修の様子を見ることができた。レイアウトでこんなシーンを再現するのも良いかもしれない。
列車だと隙間から少ししか前面展望できなさそうだったので、景色の良い区間をバスの大型ガラス越しに見ることができて良かったかもしれない。
景色を堪能しているとあっと言う間に終点に到着して、いよいよ登山鉄道に乗換だ。
シューネベルク鉄道はあらかじめネットで予約ができ、残席数も表示されて少し焦ったりもしたのだが、乗車前の購入でも全然大丈夫だった。
しかも展望が良い進行方向左側の運転席後ろを、15番目くらいの改札だったのに確保出来たので、こんなことに拘るのは日本の鉄道好きだけなのか。。。
この3年間、日本のロープウェイやケーブルカーにたくさん乗ったり、有名な観光施設を訪れたが、たいてい混雑していてみんな狙い目は一緒なので、ヨーロッパのこの感覚は本当に羨ましい。
この後に訪れたいくつかの観光鉄道やロープウェイも待ち時間なしだったし、そういえばヨーロッパのレストランで行列なんてあまり見たことないな。
そしていよいよ山頂に到着。
木造の綺麗なドーム駅である。
ラックレールのレイアウトの駅舎はどのようなデザインにしてみようか。
山頂でのハイキングを楽しんだ後、最終一本前で山を下りる。車窓を撮影したいが、疲れと心地よい揺れが相まって眠気を誘ってくる。
山麓駅に戻ってくると、かつてのSLが展示してあった。左の親子は乗務員の父親に手を振っているのかな?後でSLを見に行ってみよう。
実はゼメリンク鉄道を訪れる前にこの鉄道に乗車したのは訳があった。
なんと、この山がゼメリング鉄道から見えるのだ。
明日はいよいよゼメリング鉄道だ!