心のノート 安定編 第1

こんにちは。心理カウンセラーのつかさです。

このnoteはtwitter上で発信した心の安定に関する内容のツイートを少し掘り下げて、まとめたものとなっています。

まずは心の安定の定義を確認してみましょう。
本noteでは下記のように定義しています。

心が安定している状態とは
・感情の浮き沈みが少ない
・自己を肯定し、自分を受け入れている

風景で表すなら(意外と重要)
・柔らかい風がそよぐ平和な草原

心の安定とは、中々言語化が難しい概念だとnoteを書いていて感じました。今回は感情の浮き沈みの少なさと自己の肯定の2点に絞って心の安定としました。

しかし、もっと分かりやすく視覚的に表現するならばと考えた時、穏やかな草原の風景が頭の中に浮かびました。

心が安定した状態を草原に見立てた本noteが読者の方々にどう評価されるのか。少し怖いけど楽しみでもあります。

それでは。

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【心の興奮と上手く付き合う】

心が興奮している時には行動量を抑える。その習慣を作れると心の安定に繋がります。

興奮状態で無理に動くと予想以上の反動から心への負担も大きくなります。心が興奮して気持ちが高まっている時には、ついつい行動したくなります。

そんな時ほど、行動に気をつけるべきタイミングでもあります。やる気を貯金するような感覚で、行動をセーブする。そうすると、気持ちの浮き沈みが抑えられ心が安定します。

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草原は晴天。こんな日は足取りが軽く、何処までも進める気がします。Aさんは遠くの森まで散策に出掛けました。Bさんは近場で過ごします。

夕暮れ時。AさんとBさんは草原にある小屋に戻ってきました。Aさんは『今日はなんだか歩き疲れたな』と思いながら眠りにつきました。Bさんは『明日は何して過ごそうか』そう考えて眠りにつきます。

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心がとても晴れやかな日があります。そんな時、思考が冴えていても考えるのを早めに切り上げる。気分が良くても頑張り過ぎない。常に7割くらいのゆるい感じを維持できると、やる気が貯金できて心の安定に繋がります。

・音楽を聴く
・文字を書く
・誰かと話す

心の興奮を一旦鎮める習慣を身につけると、心のコントロールが上手になります。


【最善を理解する】

心を安定させるためには最善とは何か、知る必要があります。最善とは、頑張ることだけではありません。休むことが最善の時もあるのです。

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AさんとBさんは緑豊かな草原を目指しています。草原に向かう途中、豪雨が降りはじめました。

Aさんは豪雨の中でも傘をさして目的地に向かいます。Bさんは早く目的地に向かいたい気持ちをグッと我慢して雨が止むまで雨宿りをしています。

数日後、雨が止みました。Aさんは豪雨で視界も不明瞭だったことから道を間違えていました。目的地にも到着できず疲れも溜まっています。

Bさんは出遅れましたが安全なルートで無事に目的地の緑豊かな草原に辿り着くことができました。

Aさんはその後、ゆっくり休んでから地図を確認して、再び目的地に歩み始めました。

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生きていく中では場合によって、休んだり立ち止まることが最善となる時があります。そして、最善を尽くそうと何かしらの行動を起こしたり頑張ることだけに注目していると心が疲れてしまいます。

休むことに向き合い、自身の判断を肯定して受け入れる。そうすると徐々に心が安定し、目的地の緑豊かな草原に辿り着くことが出来るのです。


【赦すことを知る】

心の安定には、赦すことの意味を知り、受け入れることが重要な課題の1つだと感じています。赦すことで救われるのは間違いなく自分自身です。

自分を傷つけた出来事を赦すのは難しく、時には悔しいと感じるかもしれません。ですが、赦すことで怒りに囚われず前を向くことができるのも事実です。

穏やかな時間が増えて、自分を認められるゆとりも生まれます。人生のステージが上がり、人との繋がりが豊かになります。理不尽は悔しいという感情も、いつのまにか忘れてしまうほど、環境が変化します。

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草原に狼が現れてAさんとBさんに怪我をさせて帰って行きました。Aさんはいつ来るかも分からない狼に復讐するため武器を作り延々と狼を待ち続けています。

Bさんは狼との出来事に区切りをつけて、草原に家を建てたり綺麗な花を育てたり今の生活を豊かにする事に目を向けて平和に暮らしました。

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人はしばしば
不合理で、非論理的で、自己中心的です。
それでも許しなさい。

もし本当に愛したいと願うなら、
許すことを知らなければなりません

マザーテレサ

私は自己啓発を続けてきましたが人を赦すことが理解できない時期がありました。そんな時、マザーテレサが何故赦すことを語り、何故そこに行き着いたのか知りたくなり考えました。

赦すことを模索する中、実体験で心に傷を負う出来事に遭遇しました。その体験を通して行き着いた答えがあります。

赦すということは、心に傷を負った出来事に対して優しさを向けることではありません。自分なりに納得して区切りをつけることです。赦すことで心の傷に縛られず自由に歩き出すことができるのです。


【期待を捨てる】

他者への期待を手放せると心の安定がグッと増します。

苛立つ原因の多くは他人への期待だったりします。自分の期待値を下回った時に苛立ちます。期待していても結果が変わる訳ではありません。変わらないことは気にせず生きた方が賢明です。

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最近草原には雨が降りません。水不足が心配されます。次の日には久々に雨が降るとか降らないとか。

Aさんは雨が降ることを期待しています。Bさんは雨が降るかどうかは明日にならないと分からないので、あまり気にしていません。

次の日、雨は降りませんでした。Aさんは、ガッカリしています。Bさんは、いつも通り過ごします。

次の日の次の日。雨が降りました。AさんもBさんも喜びます。

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他者は天気と似ています。

・コントロールできない
・自分の常識が通じない
・イメージ通りには動かない

他者は気にしてもしょうがない、大きな不確定要素。自然の一部なのです。それ故に期待しない方がいい。

他者に期待しないということは、他者に失望することではありません。干渉できないことは気にせず生きる。余計な期待が減り、気分の浮き沈みも格段に減ります。他者に期待しないことで結果的に人間関係がスムーズになると実感しています。


【終わりに】

草原で起こる物語は
ここに書かれていることが全てです。

もしもはありません
この物語をどのように解釈するかが、大切なのです。

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著 つかさ

主な活動はtwitterです。現在はカウンセラーの資格を取得して活動中。発信内容は心の安定&力の発揮に関すること・心の状態の言語化をしています。

メールカウンセリングでは悩みや不安に苦しんでいるクライエントさんの心に寄り添い、対話での心理療法を中心に心穏やかな生活を共に目指します。

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