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短編小説『だれ』

私には娘と夫がいる
どこにでもあるごく普通の家庭だ
だれにもそう見えるはずだ
だがおかしいことに気付き始めた
夫を見る娘サナの目が、、、
娘サナを見る夫の目が、、、
私に向けられる目が、、、
考えすぎか私はどうかしているのかもしれない
いや普通じゃない色々と変だ、私は誰にも相談できなくて
ネットなどで父、娘、普通、接し方などで検索しはじめた
私が普通だとおもっていたことは全然普通じゃなかった
父親と娘は同じ部屋で寝ない
父親と娘は夜遅くまで話をしない
父親と娘は二人きりで出かけない
まだまだあるが、、、
あきらかに二人は親子の関係を超えている
そう確信した恋愛感情があるのか
もしかしてもう体の関係まで
私は二人に対して抱いてはいけない感情が強くなっていった

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710字

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