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[韓国語文法]topic1 漢字語?固有語?「数字」の区別のコツ!!

 韓国語の数字には、日本語と同様に漢字語使用と固有語使用があります。固有語の場合、日本語は10までしかないですが、韓国語には99まであって、しかも漢字語との使用の区別も ー実際は数字が大きいほど漢字語使用が混ざるー はっきり分かれています。

 会話で漢字語と固有語を区別して使うのも難しいですが、表記として出た時に、全部アラビア数字になっているので、どちらで読むべきかも、結構こんがらがってしまう部分です。

 今回は8割以上確実に区別ができるフィルタリング方法を、できるだけ分かりやすくご紹介したいと思います。

「情報としての発信」「不特定多数へ情報を提示」⇒ 漢字語数字

 漢字語数字の基本ニュアンスは、その数を客観的な情報として扱う場面です。
 例えば、電話番号、予約番号、整理券、車のナンバープレート、エレベーターのボタン、ホテルの号数、住所の番地、書類に書いてある日付、物の値段 等など....  
 つまり、ある情報を「1:多数」として発信する感覚、情報(グラフや数値)として不特定多数が共有する感覚です。
 上の例の場面を頭の中に想像しながら感覚を入れるのもいいと思います。

〇電話番号、予約番号、整理券など
⇒ 名刺や番号表を想像
〇車のナンバープレート、エレベーターのボタン、ホテルの号数案内、値札
⇒ 物や壁などに貼ってあったり、値札が付いている場面を想像
〇生年月日、年度、スケジュール、日付
⇒ カレンダーやスケジュールなどを想像

「数える時」「ある状況の中でその数字が持つ意味」⇒ 固有語数字

 固有語数字は、とりあえず「数えるとき」の場面だと理解すればシンプルです。
 つまり、情報としての発信より、その時の「意味」「分量」が感じられます。毎年変わるような歳とか、その時の人数とかにぴったりです。

〇歳、物の数、お店に入る時に人数を伝える時など
〇漢字語のような「1:多数」的な感覚ではなく、その状況と付き合ってやり取りするような感覚

例外は「時計の読み方」; 時は「固有語」分・秒は「漢字語」

 数字を使う場面として一番多そうなのに、一番難しいのが、時間の読み方です。
 時間は情報なのに、どうして「時」の方だけは、固有語数字で読むのか気になりますよね? そこで、こういう風に思ってみるのはいかがかと考えました。

 時間(時の方)の概念は昔からありますよね?時計が発明される前の大昔から、太陽の位置だとか空の形だとかで、今と比べて誤差はあったかもしれないけれど、なんとなく時間の把握は出来ていました。
 論理的な説明ではないですが、昔から元々その民族や国によって(個々に)持っていた(有)感覚だから、「固有語」だというようなイメージです。(個人的な感覚になってしまいますが^^;)

 分と秒が漢字語数字で読まれるのは、もっと理解が簡単です。
 時間を分単位などで、より正確に知る必要が出来たのは、それこそ時計が発明されてからになります。それだけでなく、正確さが求められるような医学、科学などの発展と伴う感じがありますね。
 つまり、「正確な情報」が必要な場面で、新しい概念として分や秒が出来たので、漢字語で読むことになったかもしれません。
 ざっくりになってしまいましたが、少しでもヒントにして身につけておけばいいと思います。

数字こそキリがある領域

 単語や表現と違い、数字の勉強は必ず終わりがあるので、①日付②時間③値段を中心に、繰り返して克服しましょう。
 窓口で入場券を購入するなど、相手の声だけで値段を聞き取らないと行けない場面だとか、電話で予約の確認をする場面だとかを設定して、ひたすら繰り返しいるうちに、段々聞き取れる数が増えてきます。
 その際は、ドラマの数字が出る場面を録音したり、ネイティブ先生や友達がいらっしゃる方は、LINE音声にでも入れてもらうなどして、機会を増やす努力も必要ですね。

 

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