フィジカルリテラシーについて

皆さん、明けましておめでとうございます!
少しでも皆さんの生活にスポーツや運動が親しみやすくなるよう、本年もカラダについて有益な情報や私の考えを徒然なるままに発信していきますので、何卒よろしくお願いいたします!😃

さて、突然ですが、今年からnoteにお引越しです!

今回はnote引越し第一弾として「フィジカルリテラシー」についてお話しします。

フィジカルリテラシーって聞きなれない言葉ですよね?

言葉の定義に関しては様々なものがありますが、ここではInsight 第5号(2017.1)を参考に一番有名と言われているものをあげておきますね。

"フィジカルリテラシーとは、身体活動に生涯関わることの価値を理解し、そのことに自ら責任を取ろうとする動機や、そのために必要な身体的特性、知識、そして理解力ということができる” ーWhitehead, 2016

詳しくは↓より。

んー。なんだか難しいですね。

簡単に言いすぎると語弊があるかもしれませんが、要はカラダについて正しい知識を身につけて、スポーツや運動を思い切り楽しんじゃおうぜ!っていうことだと、佐藤は読み解いています(もはや超訳ですね)。

この概念はOneSelFのコンセプトにも非常に通じるところがあります。

昨今、カラダに関する様々な情報が比較的簡単に手に入るようになってきました。これには当然、良い面と悪い面があります。

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情報へのアクセスがしやすくなると、多くの情報が活発に出現するようになります。これはコンテンツの質を高め合い、相乗効果でより良いものが生み出される、というメリットがあります。

一方で、情報を出す側も誰でも出せれるようになっています。まさにこのnoteをはじめ、SNSやYoutubeなど今やテレビのシェアを喰う勢いですよね。ということは、残念ながら中には怪しげな情報もあったりします。

怪しげな情報というのは、専門的な知識を持ってる人であれば見極められる場合も多いんですが、知識がないと何が正しいのかわからないですよね?警察の人がオレオレ詐欺に引っかかりにくいのと同じです。

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ただ実は怪しい、怪しくないの見分け方ってYESかNOみたいに単純ではなく、一つの記事の中に正しいことと間違ったことが混在していたりします。さらにはトレーニングやリハビリにも派閥や流派みたいなものがあって、立場によって考え方も違うので、当然正解も異なってくるんですよね。

このように正解が一つじゃないっていうのも、超情報化社会を複雑にしている一つの要因ですよね。

一つ、見極めるポイントがあるとすれば、情報に「根拠」があるかどうかです。いわゆるエビデンスと呼ばれているものですね。ただエビデンスにも種類が二つあります。

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一つ目は科学的根拠。これは聞き馴染みの多い言葉ですね。研究や論文を根拠としているので、広く一般の人に適応するには最適です。

二つ目は経験的根拠。これはトレーニング現場や病院で実際にクライアントさんや患者さんに対して行ったトレーニング指導経験に基づくものです。これ「経験則やん」って言われて意外と軽視されがちです。

もちろん経験則だけじゃダメなわけです。それはそのトレーニング指導者の”感覚”によるところが多いからです。そして、トレーニング経験もない人が科学的根拠のみをベースに語ることもダメなわけです。なぜなら、科学的根拠というのは、一人一人ではなく、あくまでも全体の”平均値”を参考にしてるからです。

これはどちらが大事という話ではなく、どちらも大事なんです。重要なのはこの”感覚”と”平均値”をコラボレーションさせ、それぞれ区別された上で情報が発信されているかどうかです。

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と、長々と超情報社会の説明をしましたが、このカラダに関する情報が入り乱れる世の中で、情報を知識に変換し、知恵として活用するフィジカルリテラシー”能力を身につけ、スポーツや運動と末永く、そして楽しく関わっていただけると幸いです。

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そんな感じで、今後ともよろしくお願いいたします!

では今回はこの辺で。



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