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足のセラピストを目指す理由⑦

機能訓練施設でいろんな方の講義を受けて話を聞いていると、子供の頃から目が見えない状態だとと、姿勢が悪くなって歩行バランスも悪くなってしまうことがあることを知りました。
確かに、目が見えないとどんな風に立っているのか確認できないし、イメージも湧かない。
自分にとってラクな歩き方の癖がついてしまうとなかなか治すことが難しいなぁと思いました。


施設で働き出して慣れた頃、
同じ職場で働いている視覚障害のある職員の方が
廊下で転んでしまいました。
次第に痛みが強くなり、歩けなくなるほど。
膝を見てみると、腫れていて、
触ると水が溜まっているようなぷにょぷにょした感覚でした。
その日は早退してタクシーで近くの病院に受診してもらいました。
翌日、受診の結果、骨折はしていなかったものの、膝に血液が溜まっていたため、血液を抜いたとのことでした。
あのプニョプニョした感覚は血液だったんだと思いながら、早く受診して処置してもらって良かったと安心しました。
視覚障害のある方は5感を使って周りに気を配りながら歩いています。
それなのに、足や膝を怪我してしまうと、普段よりも気を遣って歩かなくていけないのでより歩くことが難しくなります。

また目が見えなくなって外に出るのが怖くて引きこもってしまうと、足の筋力が落ちて、体力も落ちていきます。
今度は外に出るだけでも難しい状態になってしまいます。
こんな時に機能訓練施設があって相談を受けてもらえると訓練として外にも連れ出してもらえるいいきっかけになるんだなと感じました。




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