楽天のDH、阪神の左翼、オリックスの左翼、西武の外野。振るわないポジションへの対応策を考えよう

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プロ野球は交流戦も終盤に入り、シーズンも半ばを迎えている。これくらいのタイミングとなると、各チームの強みが見えてくると同時に、どのポジションが弱点になっているかも明らかになりつつある。

弱点というとネガティブな響きだが、これは言い換えれば伸びしろの大きいポジションということでもある。既存戦力が成長したり、トレードや外国人補強が成功すればシーズン途中であっても大きな戦力アップを生み出すことができる。今回は各球団のポジション別WARから、最も損失の大きい3ポジションを紹介する。なぜそのような状況になっているのか、また解決策はあるかどうかといったところに注目しながら見ていこう。

1位 楽天・指名打者 WAR-1.23

12球団で最もWARが低かったのは楽天の指名打者だ。WARは-1.23とシーズン半分にも届いていないにもかかわらず、リプレイスメント・レベルを大きく割ってしまっている。

指名打者には島内宏明や浅村栄斗、阿部寿樹が主に起用されている。それぞれ指名打者起用時のwRC+は95、36、49。特に多くの打席を得ている島内、浅村の不調が足を引っ張っている格好だ。ここ数年の楽天は指名打者で起用を想定した外国人打者がうまくはまらず代わりに島内や浅村を起用していたが、その彼らが振るっていない現状である。

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