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ペナントレースはとにかく得失点差+100を目指そう

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オープン戦が終わり、いよいよシーズンの開幕が今週末に迫ってきた。オフシーズンの間に編成部門主導で行われてきた戦力整理、戦力強化は一区切りを迎え、次は今ある戦力をいかに運用し勝利を積み重ねるかという現場が主役のフェーズに入っていくことになる。

これまで、DELTAではセイバーメトリクスの観点から様々な発信を行ってきた。現場に近いところでいうと、バントや盗塁、進塁打や選手の評価・運用などについてである。ただ、セイバーメトリクスに則った采配をするためには膨大なデータを読み解いたり、複雑な数式を理解したりする必要があり、非常にハードルが高い印象があるのではないだろうか。

だが、セイバーメトリクスが目標とする方向性は常に得点を増やし、失点を減らすことで得失点差を最大化するというほぼ一点に集約することができる。今回の記事ではシーズン開幕にあたり、セイバーメトリクスの目線から現場が目指すべき采配や選手運用の方向性について論じていきたい。

なぜ得失点差+100を目指すべきなのか

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