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通算WARで振り返る2013ドラフトランキング。1位指名12人にふさわしかったのは誰だ

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DELTAがデータ取得を開始したのが2014年。昨季の終了をもって10年分のデータが蓄積された。シーズン途中ではあるがこのタイミングでこの10年間を振り返る企画を行ってみたい。

今回取り上げたいのはドラフトだ。ドラフト会議の直後には指名に対して各メディアが採点・評価を行うのが高齢である。だがこの時点の評価に妥当性がないのは多くの人がご存知のことだろう。選手は入団時点の評価と全く違ったキャリアを描く場合がほとんどだ。

しかし10年という月日が経過した今であれば、選手評価もほぼ固まったといって問題ないだろう。2013年にドラフトで入団した選手は昨季終了までで2014-23年まで、丸10年分のWARが蓄積されている。本当に指名すべきは誰だったか、評価する機が熟したと言える。

25年ぶりの優勝から始まるリーグ3連覇を成し遂げた広島、“山賊打線”を擁してリーグ連覇を達成した西武、そしてそれらのチームを退けて王朝を築いたソフトバンク。2010年代の印象的な強豪の中核を担った選手は、多くがこの2013年ドラフトから輩出されている。

この記事では、WARをひとつの基準としてランキングを作成。2013年ドラフトのWARトップ12の選手を紹介し、結果的にどの選手が1位指名に相応しかったかを明らかにする。もちろん結果論ではあるのだが、その結果論から得られる知見もあるはずだ。
(記事最後尾にトップ30人のランキングがございます)

1位 森友哉 (捕手/大阪桐蔭高/2013年西武1位)

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