見出し画像

11人いてもいいんじゃない?

今ね
なんか知らないけど
あんたのとこがしっかりしてないから、こんなことになったんだよー
どうしてくれんだよー
訴訟だ訴訟だ!
って言ってる国があったりね
あんたんとこの仕業なんじゃないの?で、ぬれぎぬかけてるんでしょ?って
返したりする国があったりね
ま、アメリカと中国のことなんだけどね。

こないだね
思うところあって、萩尾望都さんの名作『11人いる!』を読み返したんだけど
この二つの国のやりとりを見せられて
まるでこの漫画の中の宇宙船”白号”だなと思った。
”宇宙船地球号”なんて、擦り切れるほどに使われた言葉だけど
まさに今そんなことなんだろうな。


***『11人いる!」をご存じない方のための簡単な説明***
『11人いる!』は、「漂流してる宇宙船”白号(はくごう)”に乗りこんで53日間過ごせ。途中スクランブル信号が押され棄権した場合は即全員不合格。」という宇宙大学校の最終入学試験に挑む10人の話。
そう。10人だったはずなのに、宇宙船に乗り込んだのは11人!
最初っからスクランブル!って話。超ざっくり。

いろんな星からやってきた受験生。
さまざまな特徴。
ひとりひとり様々な事情。
多様性。
始まる”犯人捜し”
疑心暗鬼
不安と不信

まさに今、地球が向かいかねない一方向。


漫画のストーリー的には それを言っちゃぁお終いよ なんですけど
何十年かぶりに読み返し始めてすぐに思ったのは

「そもそも11人いたっていいんじゃね?」

ってことでした。

アメリカや中国に比べたら
ボディ的によわっちい日本ですが

こうなったからには、だれが11人目だって
狙いがなんであれ
とりあえず、その11人もいっしょに53日間を
”ここで生きること”
が大事じゃん。

っていう、メンタルたくましい日本星人でいたいなぁ。
フロルみたいにね。




遠い星々のどの星にも
似たような神話がある不思議。
すべては運命 というヌーの話。

11人目のしたいこと~意図がわからないのが不安なのだとしたら
今地球号に乗り合わせた11人目の意図は
銀河よりきっともっと大きな大きなところ
もっともっと遠く高いところにあることだけ
わかっていれば十分な気がする。
大きな意図。
想像もつかないくらいに大きな意図。


さぁ。
これからだね。

どうか私たちが
宇宙大学校に合格できますように。
未来へ
歩みだせますように。


   ・・・って何言ってるかわかんない人はスルーでいいや(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?