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3月11日の虹

昨日 3月11日。
先日降った新雪の白と
50メートル先もよく見えないくらいの濃い霧で
十勝の朝は全部が白かった。

深い霧の中から現れる道路の白線を見ながら
注意深く車を走らせるのだけど
なにかが目の前をチラチラとしてる。

あらまぁ。

チラチラと飛び交う光の粒がすごい。


何年か前に、気功をしている友人に
「氣は目に見えるんだよ」
と教えてもらった。
チラチラと光の粒が思い思いの方向に
ぴゅっぴゅっと弾けて飛ぶような動きをしているのが「氣」だと言われてわかった。
子供のころから見てたやつだ。
みんな見えてるものと思ってたから、逆に驚いたのだった。
晴れた日の青空をバックにすると見やすいのだけど、こんな濃い霧をバックに出てきたのは初めてだった。

氣なのかなんなのか、正体はわからないけど、
漠然と感じていたのは、水のエネルギー。
オアフの青い海の中も、ちょっと視界のじゃまになるくらいの光の粒が弾けまわっていた。
真っ白な霧に包まれて
弾ける光を放つ水のエネルギーに包まれて
車を走らせる。

白鳥が二羽
真っ白な畑の上で翼を休めていた。

白い世界の橋渡し。
あちらとこちら。
境目のような朝だった。


*



14時45分と47分にスマホのアラームはセットしてある。
最初のアラームでデスクを離れてひとりになる。
次のアラームまでの短い時間
9年前、水と共に天に帰っていかれたみたまを思う。

 9年経って、今
 9年前とは違うカタチの未曽有の出来事に
 地球規模で直面してる私(たち)に
 あなたが伝えようとしてることは何?


夜になって
友人が教えてくれた 3月11日の虹。


 これが答えだと思った。


帰っていかれたみたまの平安を願う 私たちの祈りが架けた虹

そして

天に帰られたみたまが
水の粒を通して
私たちに見せてくれた期待と希望。

 虹は伝える
 すべてのものは
 七色 そして 金色(こんじき)放ち
 照らし照らされ ここにあると
 光持たぬものは
 ここにはひとつもないと


 祈りでつながる愛の道
 それを感じた
 祈りでつながる愛の道
 それを 感じた


えびはらよしえさんの歌を口ずさむ。

祈っているつもりでいたけど
私たちは祈られてるんだな。


そう思った。


むくむくと
内側から力が湧いてくる。

さぁ!
生きよう!

思いっきり 生きよう!

なにがあっても なくても

生きること

それが喜びだ。



・・・と、書いてつながる。

ネイティブアメリカンの長老が

ある日本の若者に言った言葉。


命より大事なものがあるのを知っているか?
黄色い友よ。

命より 大事なもの
それは

生きること そのものだ。

そうか。

今か。


今が

虹の戦士が立ち上がる時なんだな。

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