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椿の花と油の花

ワンネス石鹸は国産の椿油で作っています。

石鹸の裏を見て見てください。
『ツバキ種子油』『ツバキ油』と書いてあるものは、日本に生えている椿の木『ヤブツバキ』(カメリアジャポニカ)の種を絞ったものです。
これがもしもヤブツバキではなかったり、中国産の椿だったり、サザンカだったりすると、この表示はつけられません。

国内で一番多く生産数のある伊豆大島のツバキ種子油を原料にしてワンネス石鹸は作られています。

ここの椿油を使うようになって1年が経ちました。
この度、初めて、伊豆大島の工場見学に伺いました!

ワンネス取扱い店ヘアサロンの方々と

天候に振り回され、何度かの延期を経てようやく行けた3月。
伊豆大島は椿の花が見頃の時期でした。

伊豆大島でも椿油を製造する会社は数社ありますが、非加熱で油を絞る製法を取り入れているのが㈱椿。

連絡を担当してくださっている山本さんと工場長の福井さんにお話を聞かせていただきました。

伊豆大島では島のあちこちに椿の木はあります。
防風林として、隣地との境界の目印として、また街路樹として至る所に植えてあります。

山の中にも多く自生しており、島民は椿の種を拾い、椿油の会社はその種を買取ります。
トレーサビリティがしっかり追えるように『誰から買った』をわかるようにしています。

買い付けた種は洗浄、乾燥、圧搾、濾過(精製)と姿を変えていきます。

島民から買取りした椿の種
一袋で10キロ
乾燥後の椿の種
洗浄して乾燥室へ
割ってみると中は黄色い
乾燥中
乾燥した種を絞ると
ゆっくりとろりと椿油が出てきます
独自の機械のため企業秘密

黄金色の椿油は何度も濾過を繰り返して、余分な雑味を削ぎ落としていきます。

濾過(精製)は企業秘密。
見せていただいたけど写真は無し。

溶剤は使わず、自然素材で濾過をします。
ゆっくりゆっくり…。
時間に任せて。
一回の濾過で1週間かかります。
これを何度か繰り返して精製します。

畑も見学させていただきました。

椿が立ち並びます
これが日本固有の『ヤブツバキ』
説明してくださる山本さん
ビニールハウスでも育てています
説明してくださる福井さんと赤ちゃん椿
背が高い三上さんが手を伸ばしたくらいの背丈で樹齢15年ほど。
左の大きな椿はもともとここに自生していたとのことで樹齢50年以上らしい。
種が入っていた殻
今は種の時期ではないので写真で説明

㈱椿で作っている椿油は火を入れず、ゆっくりと時間をかけて磨かれていく…石鹸作りと同じですね!

蒸したり茹でたりして火を入れたら種を絞るのもラクでしょう。
薬剤を使い精製すれば簡単に出来上がるでしょう。

石鹸も同じです。
炊きながら作る石鹸は、数多く、早く、簡単に作ることができます。

しかし、時短で大量生産のものと昔ながらの製法やこだわりのある製法で作ったものは同じものではありません。

含む栄養成分もその量も、内容は似て非なるものです。

ワンネスは本質を追求したい。
当たり前の作り方で真摯に向き合いたい。
そんな理念です。
ワンネスを作る原料は可能な限り、こだわりたい。

通販サイトでは『natural & organic series』として区別しています。


椿愛溢れる方々の努力で、椿油の一番のメリットである保湿力は、通常の作り方をしている他社のものよりも2.5倍!

だからこの椿油で作った石鹸は髪をプロテクトしてくれるチカラが強いのです。
『石鹸だから髪に良い』のではなく『ワンネス石鹸だから髪に良い』のです。

現在のワンネスはワンネスのためだけの特別精製となっております!

石鹸の良し悪しを決めるのは油脂です。

◯◯エキスとか、わざわざ添加したグリセリンとかではない。
何かを足して補うのではなく、それだけで完璧となるものを目指しています。

髪の基礎体力を上げる、髪が変わるワンネス石鹸はこの椿油に支えられています。

国産とかオーガニックとか無添加とか…そんな言葉に騙されず本質を追求していきます。

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