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【ノートルダムの鐘】京都公演を3回鑑賞して。

昨年秋からどっぷり沼っている演劇鑑賞。
中でも劇団四季は同じ作品、同じキャストであろうが
何度でも観たくてウズウズしてしまう。

このウズウズを文字に起こしてみたいな…と思ってnoteをはじめてみた。

ちなみに、小学生の頃は読書感想文が嫌いすぎて
泣きながら原稿用紙を破いていたから、駄文ではある。

本を読んだ感想くらい、心の中にしまっておきたい。
そう思っていたけどこの年齢になると変わるもんだな。


ノートルダムの鐘というと、ディズニー映画のイメージがあったが、公開当時私は0歳。
物心がついた時も観ることが出来なかった。
だって、カジモドの曲がった身体や、フロローの恐ろしい表情…今でも思う…明らかに子供向きではなくない??😰(あの頃はピクサーが大好きだったな。)

そんなこんなでアニメ版を観る事なく20年経った今、
劇団四季のノートルダムの鐘を鑑賞する事になった。
「あの時ディズニー版を観られなかったリベンジだ」と意気込んでいたけれど、予想を180度裏切られる展開と迫力に、胸が締め付けられるなんてもんじゃない衝撃を受けた。

だからこそ1月14日に初めてノートルダムの鐘を観てから2ヶ月の間に3回も京都劇場に行く事になってしまった💸💸

1/14京都公演 前から2列目というヤバさ

所謂、煌びやかで華やかで豪華な舞台セットは無い。
質素とはまた違う薄暗い感じ。
舞台上から差す青い光には、
本当にパリの夜の世界にいるんだっけって思わせられる。客席が暗くなり、コーン…と鐘の音がするのだけれど、それだけで鳥肌が立つ。今写真を見てて思うけど、ほんっまに暗いな。

オペラ座の怪人やアナと雪の女王を立て続けに観たからか、余計に演出のエコ加減に驚いてしまうけど、
観終わった後の心がズンと重たくなってしまう感覚がクセになる。
映画で言うと、愚行録とか、冷たい熱帯魚とか、凶悪とか…胸糞が好きだったりするから、尚更私にはぴったりなんだと思う。

でも、でもでも、ノートルダムの鐘に関しては、
ただ救われないバッドエンドを迎える作品では無い。
もちろんディズニーのように夢を与えてくれはしないけど「さ、観終わってどう思った?胸に手を当てて自分に問うてみ?」て聞かれてる(気がする)。

小さい子供に観せたらトラウマ確定であろう、
''誰が人間で誰が怪物か?''という題材。
普通の人間にカジモドが乗り移る導入の演出には毎回
「本当に障害があるんじゃ?」と身震いしてしまう。
公演中に感じた、フロローひどい!エスメラルダ綺麗!フィーバス格好良い!カジモド可哀想…という感情も
最後には「私自身が怪物やん」に変わる。

衝撃の結末に驚いた1回目よりも、2回目の方が泣けたのはこの感情のせいなのかも。


どっぷり沼ってしまった私は1回目を観終えてから
狂ったようにApple Musicでサントラを聴いていた。
詳しくないけどアランメンケンが作詞作曲をしているようで、1度聴いたら本当に耳から離れないんだ。
鼻歌で歌う曲では無いんだろうけど、家でも歌っちゃう。''トプシーダーヴィー''って曲なんて最中に掛け声しちゃいそうになる。(そう言う曲ではないんだろうけど)

でも、3回目を観終えた今、次観る時(4/7)までは聴かないでおこうかなと思った。毎度キャストが違うのでApple Musicで聴くカジモド役の海宝直人さんの歌声をホンモノだと錯覚してしまって違和感を覚えてしまったから。

キャストによって、幼いカジモドに見えたり、もっと可哀想に思えたり、歳上に見えたり、歳下に見えたりするからそれぞれのキャラクターに浸りたいと思った。

恐らく4/7を観終えたらしばらくノートルダムの鐘は観られないだろうから4回目は超大事にしたい💸
そして、とんでもないくらいのサブイボを立てて自分の体積が増えてる感覚を楽しみたい😂

まさかこんなにもハマってしまうとは思っていなかった演劇鑑賞。お金を使う趣味にヒーヒー言ってるけどやめられない。

人から勧められたモノに触れてみるのって、なかなか腰を上げにくいし、面倒だと思ってしまうけど、少しでも興味がある方には是非足を運んでほしいなと思うし、自分の記録として残すためにも書いてみた。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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