サラブレッドクラブライオン　２０１９募集馬　短評

※セリ市での取引馬がおり、現場で見た時の評価を含めて書いています。

No.1 ジンジャーパンチの2018
セレクションセール上場馬。
馬体バランス良く、首から四肢の動きを含め、とても柔らかみがある歩きを見せます。
品のある顔も好印象。
身体と動きが目立つ１頭です。

No.2　フラーテイシャスミスの2018
コンパクトで、ディープインパクトらしさがあり、馬体バランス良いです。
こちらもセレクトセール上場馬。
静止画からはそんなに硬い印象はありませんが、実際の歩様は硬く、前肢の出があまり良くないのは気になります。

No.3　メジロルルドの2018
本馬もセレクトセール上場馬。
馬体バランス良く、トモの容量の豊富さが際立つ馬です。
それに対して胸の幅が狭く、深い構造は現代の走る馬体構造に合致します。
腹部から肩・首にかけての筋肉の付き具合もちょうど良いです。
しかし、気になる点もあり、静止している時と歩様時に頭の位置が高いことと踏着時に飛節がブレます。
後躯のパワーを活かすには飛節の強さも必要であり、本馬のように頭が高い馬は尚更後ろからの推進力が大事になります。

No.4　カレンシェリーメイの2018
馬体バランス悪くはないですが、もう少し首の長さが欲しいところです。
また、尾が短く、ひ弱に写るのが気になります。

No.5　アーマインの2018
セレクトセール上場馬。
馬体バランス良く、歩様も柔らかくて、とても良い印象です。
若干気になるのは、前肢の管が長めであり、後肢の管とややアンバランスに見える点です。ただし、前膝が反っているわけで気にしなくても良いかもしれません。

No.6　 アピールⅡの2018
セレクトセール上場馬。
胴長は父の走る産駒の１歳時点での馬体の特徴ですが、首が短いのは気になります。
トモの容量がしっかりしているのと、歩様も柔らかくて良いので、首の部分をどれだけカバーできるかです。

No.7　リュシオルの2018
セレクトセール上場馬。
本馬も胴長で、父の走る産駒の１歳時点での馬体の特徴が表れています。
歩様も柔らかくて素晴らしい動きが感じられます。
ただし、やや前膝が反っているので前肢の健全性が心配です。

No.8　 ユキノマイの2018
キャロットクラブ出身の父の１歳時点の馬体フォルムに似ています。
胴詰まりですが、そこは父も同じなのでそこまで気にしなくても良さそうです。
前膝が反っているのは気になります。後々、脚元に負担がかからないか心配です。
父も爆発的なスピード力のあった馬ですが、歩様が硬めで、最終的に前肢の故障で引退した馬です。

No.9　レッドミモザの2018
キンシャサノキセキにドゥラメンテという最新の配合から生まれています。
父というよりは母父の特徴が出ている馬体です。
首の長さがもう少し欲しいところです。

No.10　ハリウッドローズの2018
セレクトセール上場馬。
馬体バランス良いです。
ただ、もう少し胸の深さと飛節の力強さが欲しいところです。

No.11　ゴーファイトウィンの2018
セレクションセール上場馬。
一見良さそうに見えますが、個人まりとしていて全身からみなぎる力強さに欠けます。

No.12　オリエンタルリリーの2018
セレクションセール上場馬。
父のドゥラメンテよりも母父のダイワメジャー寄りの馬体。
上体が立派に対して、首が短く窮屈に見えます。
そして、馬体が小さいのも気になります。

No.13　ハッピーヴァリューの2018
父の産駒にしては脚長。
胸前とトモの筋肉量は十分なほどですが、その分脚が細く、前膝が反っているのが気になります。

No.14　ペブルガーデンの2018
筋肉量豊富な馬体。
顔が大きく、首が短く顔が高いので前方の動きが窮屈そうな印象を受けます。
後躯の造りはしっかりしているので、どこまでカバーできるかです。

No.15　グレンダロッホの2018
セレクションセール上場馬。
馬体バランス良いです。
トモの容量も豊富で、頭からお尻までの背のトップラインもきれいであり、後ろからの推進力を活かせる馬体構造です。
ギョロッとした目は、いかにもスイッチが入りそうな印象です。
前膝が反っているのは気になります。

No,16　キョウエイカプリスの2018
筋骨隆々の馬体は父、そして母父から受け継いでいます。
いかにも短い距離で適性ありそうです。
首が短いですが、後躯、そして全身の推進力ででカバーできる範囲の印象です。

No.17　トロピカルブラッサムの2018
セレクトセール上場馬。
馬体バランス良く、雰囲気ある馬です。
付くべきところにしっかりと筋肉が存在しています。

No.18　アステュートの2018
セレクションセール上場馬。
馬体バランス良く、大きな欠点が見受けられないのが本馬の最大の長所です。

No.19　フランチェスカの2018
セレクションセール上場馬。
馬体バランス良いです。
胸の幅は狭く、深い構造で、トモの容量は十分なのは好印象です。
中央競馬４勝の全兄スズカフリオーソよりも馬体の幅は薄く写ります。
歩様の際に、後肢がガニ股でやや力不足に見える点は気になります。

※作者　一口馬主マスターB
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