服は、『思い出のアルバム』
服って不思議です。
大切な人からもらった物、一緒に輝かしい日々を過ごしたもの、自分へのご褒美で買ったもの。
物でありながら、他の物とは違う、思い出すとにやにやしたり懐かしい気持ちになる、そんな不思議な力が服にはありますよね。
誰しもが一度は思い出と一緒にタンスに眠らせたことがあるのではないでしょうか。
クリーニング屋さんをやってると、そんな服によく出くわします。
私たちが出会うと、いつもほっこりする。
そんな宝物のような服の思い出のエピソードをご紹介します。
読んでみると、あなたの忘れていた思い出も蘇るかもしれませんよ。
1.ギフト系
思い出の定番、大切な誰かに買ってもらった、選んでもらった、プレゼントしてもらったという物。昔、おばあちゃんが着ていたものを譲ってもらったなんてこともあるのが服の不思議なところです。
①母からの入学祝い
大学に入ったころ、ジャケットなんてもっていなかった私に母が買ってくれたジャケット。ボタンがかわいいのが本当にお気に入りで、どこかへ遊びに行くときや、飲み会と、何かあるときは必ずといっていいほどこのジャケットを着ていました。例え服がダメになっても、ボタンだけは外して鞄に着けたりするつもりです。
②おそろいのセーター
おばあちゃんがおじいちゃんに色違いで編んでくれたセーターを1着もらって、おじいちゃんは上着として、私はワンピースとしておそろいで着ています。おそろいだから照れるとかはあんまりないですね。むしろ嬉しいですよ。
③再出発のオーバーコート
結婚・出産・育児を経験し、社会復帰の初めて就いた仕事は、ご夫婦で営んでいた小さなブティックでした。地元の人に愛されていたお店で、洋服の基本・接客などご指導して下さいました。洋服の世界に興味を持ったきっかけとなりましたね。
当時、ボーナスとして現物支給で、お店の品物を頂き、その中の1つに「オーバーコート」があり、それを見るたびに温かく見守ってくださったご夫婦を思い出します。
2.ごほうび系
頑張った自分へのご褒美に、初めてのボーナスの記念に。自分が自分へのプレゼントとして買ってあげた服もまた特別ですよね。
①頑張った自分へのご褒美
独立して、ようやく形になったなーと思った年の暮れに。それまで、生徒さんやお客様のために頑張ってきたというのがあったんですが、自分のためにも何か形にしてご褒美プレゼントしたいなって思って買いました。今でもお気に入りで、ずっと大切にしていきたいお気に入りです!
②独身時代買った自分へのご褒美
独身時代に自分へのご褒美として購入したカシミヤのコートがありました。今は体形も変わり、自分では着ることができなくなりましたが、その頃の自分の思いも含め、大切な娘へ残したいと思います。
3.戦友系
初めは何でもない服だったけれども、楽しく充実しつつも大変だった日々を共に過ごしたことによってまるで戦友のようにかけがえのない存在へとなっていった物。もう着ないかなあと思いつつ、いつまでも捨てるかどうか悩むいい意味で困った存在ですよね。
①お守りのようなフリース
アウトドアを仕事にしていた頃は、着ないだろうなぁという時も、いつもお守り代わりにいつも鞄に入れていました。お昼が暖かくても、夜寒くなってきたときのもう1枚着たい!というときにほんとうに重宝しました。お客さんからも、このフリースならあなた!と名前を憶えてもらうのにも役立ちました。
かなりくたびれてきたから、仕事を変えたきっかけで捨てようかなぁとも思ったんだけど、、、クリーニングしたら寝ていた毛もふっくらして生き返った感じがしたので、今度は家族のキャンプで着ていきます。
②営業の面白さを教えてくれた師匠のネクタイ
営業先でいったホテルの支配人が私の師匠の一人です。当時はホテルも景気が良く、いろんな仕事の引き合いを頂きました。私は一週間に3、4回はお邪魔して、商談をしていましたが、支配人自らコーヒーをドリップしてくれました。
見積を出すと一言「お前を信用しているから、お前がいいというならそれでいい!」と。
それからはその人の為に何でもしようと思って仕事をしていました。そんなある日「お前いつも頑張ってくれるから、これやるよ」とDAKSのネクタイとネクタイピン・カフスをくれました。
4.ロケーション系
新婚旅行で、海外で、思い出のブティックで。買った場所がとても思い出深い物たち。もう二度とその場所にはいけないことがほとんどで、これもなかなか捨てられないやつですね!
①シンガポールで作ったジャケット
数年前にシンガポールで作ったもので、「大人」になった気分で英語を四苦八苦しながら、しゃべり、作りました。生地のランクは1番下だったけど、採寸など緊張しながらうけて、オトナの気分を味わいました。
②新婚旅行で買った1万円のワンピース
新婚旅行でハワイに行ったのですが、日差しが強すぎて、持っていった服だと焼けて焼けて、、、仕方なく現地で買ったワンピース。
そんなにお金をかけるつもりはなかったのに、店員さんに「これいいですよ」と勧められるままに買ったワンピース。
なんと値段は1万円超え。
「うげ~、ぼったくられた~~」という笑い話と共に今も捨てられずにタンスの中にしまってあります。
いかがでしたか?人によって本当に色んなエピソードがあって、面白いですよね~!
もし、よろしければあなたの思い出の服のエピソードも教えてください。
感想で送って頂いてもいいですし、Instagram(@onemore_cleaning)もやっているのでそちらで「#思い出の服たち」で投稿してください。全力でいいねを押しに行きます!!
ありがとうございました。
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ですが、水で洗うことでこれまで取れなかった汚れが落ち、ふっくらよみがえりますよ!
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