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日本の衣文化を盛り上げよう、衣文化ラボへのお誘い

こんにちわ。宅配クリーニングone moreの久保です。

先日、あるご縁で知り合った、日本の和文化を着物の”着付け”から伝えていらっしゃる、田中千衣子さんと、クラブハウスにて対談させて頂きました。

当日は、20名を超える多くの方に聞いていただきました。1時間30分だったのですが、ほとんどの方に最初から最後まで聞いていただき、とても好評を頂きました。

~田中千衣子さん、ホームページはこちら~

そこでお話したテーマは「衣文化を盛り上げよう」。
生活の基本3つを衣食住と日本では言いますが、食よりも住よりも先に衣が来るのは不思議ではありませんか?

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ですが、よくよく考えてみると

・赤ちゃんが生まれてからまず最初にするのは、タオルで身体を拭き、くるんであげる事。

・食も住は一日なくても病気にもならないが、衣は一日でもないと風邪をひいたり、健康を害する可能性が高い。

等々、一番命に密接なのが衣服なんだよ。と田中千衣子さんもおっしゃっていました。

さらに、元々和服というのは、着るだけで肩の力が抜け、精神的にも安定しやすくなるようにできているともおっしゃっていました。

私は、高校・大学と弓道を7年間やっていました。

その弓道の教本には、
「筋肉ではなく骨で弓を引け」
「力を肩ではなく、意識を丹田(へそより指三本分程下の位置)に集めよ」

という教えが書かれているのですが、何度読んでも全く理解できません。

また、周りの人に聞いても説明できる人はいませんでした。

ですが、和服を着て生活するだけで、

自然と肩の力が抜け、筋肉ではなく骨を活かした体の動き方が身に付き、意識が丹田に集まりやすくなると言います。

つまり、洋服中心になった現在は、この日本人がかつて当たり前に持っていた感覚がなかなか理解できなくなっているのです。

このことから、衣服が我々の意識と無関係ではないというのも納得がいきました。

「見た目だけよければ・・・」衰える日本の衣文化

和服が失われたから、日本の衣文化が失われたと言いたいかというと、そうではありません。

現実的に、日本の現状で和服を着て普段の仕事をしたり、生活をしたりするのはなかなか難しいのも現実です。

しかし、和服・洋服共通して起きている課題があります。

それは、「見た目がよければいい」「着られればいい」という意識がどんどん広がっていってしまっていることです。

ファストファッションが当たり前になり、洋服はどんどん安く買えるようになり、安くてもおしゃれが楽しめるのが日常になりました。

服の値段が下がったので、メンテナンスにかける費用も安くなり、クリーニングやお直しに費用をかけるなら使い捨てしようといった方も少なくありません。

それ自体は、悪いことではないと思います。価格も大切な要素なのは間違いありません。

しかし、その安くなっていく市場に合わせる為に、

・同じブランドの同じ価格帯の服でも生地・縫製はどんどん劣化していっている。
・見た目だけを良くしようとして、洗うことや長期間着ることを考えていない。

といった服がたくさん市場に出回るようになりました。

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クリーニングをやっていると、

・汗をかいている服だから、水で洗おうと水に入れた途端に服の色が落ちてしまったり。

・洗濯表示が全て×で「洗わないでください」と言わんばかりの物があったり。

・ダウンジャケットの一部が軽くほつれただけで、中の羽根が全て流れ出てしまったり。

と、目を疑う光景に少なからず出会います。

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それだけではありません。

そのような服が溢れていることをクリーニング業者も分かっているので、汚れを落そうとしなくなっているのです。

・本当は水で洗った方がいいけど、何かあって責任とるのが嫌だから無難に溶剤で洗うドライクリーニングだけしておこう。

・頑張ればもっと落ちるかもしれないけど、これ以上やって色が抜けたら嫌だから「これ以上落ちません」のシールを貼っておこう。

そういった声は業界内にたくさんあります。

以前、上記のダウンジャケットの事例が起きた時、直そうとメーカーに電話をしたら

「うちのダウンは1年間しか着る事を想定していませんので、対応できません。」

と言われたときは唖然としました。安さにはやっぱり理由があります。

結果として、「見た目さえよければ」という発想は、どこかに確実にしわ寄せがいっているのです。

衣文化を盛り上げよう!

「見た目」は、衣服において大切な要素の一つであることは間違いありません。

ですが、衣服には大切な要素や可能性がもっとたくさんあります。

例えば、繊維の1つであるシルクには「着るだけで体内の活性酸素を減らして、老化を防ぐ効果がある」と言われています。

(参考 絹が人類を救う: 見つかった活性酸素対策 古惠勉 著)

また、人体も繊維も静電気を帯びているのですが、人体に近い物、反対の物があり、反対の物を着ると肌はストレスを感じ、これがアトピー等肌への悪影響があると言われています。

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このように、衣服は意識にも健康にも影響を与えるもので、食・住と同じように、大切にすべき物なんです。

その”衣”文化をもっと盛り上げていきたい。

洗濯だけでもなく、着物だけでもなく、衣文化全体を盛り上げる活動・発信がもっともっと必要なんじゃないか。

と思い、田中千衣子さんと「衣文化ラボ」を立ち上げることにしました。

・衣文化を盛り上げる発信をしていきたい!
・服のことや、洗濯のこと、衣文化について学びたい!

という人ならば誰でもご参加頂けます。

その1回目の活動、キックオフミーティングを8月17日㈫ 21:00~行います!

田中千衣子さんに、長年着物と触れ合う中で感じた、

「衣文化を盛り上げる必要性と可能性」についてお話して頂く予定です。

ご興味ある方は、下記のフォームよりご入力下さい。

※キックオフミーティングは終了しました。現在は公式LINEにて講座・対談などの情報を発信しておりますので、ご興味ある方は是非こちらより公式LINEにご登録ください。

https://lin.ee/MxqB8vW

衣文化LABOキックオフミーティング

久保のツイッター にDM頂いても大丈夫です!

多くの方にご参加頂いて、共に日本の衣文化を盛り上げていけることを楽しみにしています!!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

◎宅配クリーニングone more公式ホームページ

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◎初回お試しはこちら!宅配クリーニングone moreオフィシャルショップ


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