ベニルリ夫妻の指輪物語
結婚に際しての一つの醍醐味が指輪選びですよね。
私たちは結婚指輪だけ買いました。
婚約指輪も少し欲しかったですが、そんなに経済的余裕のある夫婦ではないので、あまり気にしていません。
その代わり、私の憧れの指輪を選ばせてもらいました。
結婚が現実的な話になってから、ルリさんがゼクシィの指輪特集を持って来てくれて一緒に見ていましたが、思いきって私から提案したのがこちら。
私たち夫婦の指輪は、この杢目金屋さんのものです。
ティファニーや4℃のように有名な大手ブランドというわけでもないし、技術的な面からも少々値は張ります。
ブラウザの広告に影響されたのもありますが、美しい木目模様のデザインがひと目で気に入りました。
また、一つの板から二つの指輪を作るのですが、最後のつなぎ目を夫婦で"分かち合える"というところが気に入り、ルリさんもすぐ賛同してくれました。
いざ、注文
私が以前住んでいたエリアには店舗があったのですが、ご時世のためオンラインで相談しました。
曲線的な形がいいと希望を伝え、V字にカーブしたデザインをチョイス。
売りの木目模様は、色味の異なる金属を重ねることで生まれるようですが、これもいくつかのパターンから選べます。
私たちは銀色とピンクのバランスが良い組み合わせを選びました。
内側の素材も選べたので、ルリさんはプラチナ、私は好きなピンクゴールドに。
特典で小さな石を1つずつ付けられたので、青が好きなルリさんはブルーダイヤ、赤が好きな私がルビーにしました。
私のルビーはピンクダイヤと迷った末の選択でした。
さらに、内側に二人の名前とバラのマークも刻印しました。
刻印にはちょっとしたこだわりがあり、たとえば私の指輪は
ルリ 🥀 ベニ
となっており、夫は名前の順番が逆になっています。
これは、将来子どもが生まれた時、続きに刻印すれば、自分の両側にパートナーと子どもが来るようになるためです。
そんなこだわりもありつつ完成した指輪は、シルバー系とピンクゴールドが組み合わさり、ルビーがあしらわれた、まさに私の好きを詰め込んだものになったのです。
夫も"分かち合い"にすごく感動していましたし、完成した指輪が届くとすぐにはめてみて上機嫌になっていました。
余談ですが、選び始めに実はSORAの指輪も気になったのですが、いささか派手かなと感じてグッと我慢。
結果、杢目金屋の肌に馴染む指輪で良かったと思います。
日常的に着けていてもうるさくないですし、ルビーのアクセントが効いていて存在感もちゃんとあるのです。
最後に
実は、指輪の受け取りの日に私が怒ったり、どこに行っても指輪のことを話す相手がいなかったりと、選んだ時のことをゆっくり思い出す機会がこの半年以上ほとんどありませんでした。
お気に入りのルビーは、夫と分かち合った痕跡の上で輝いています。
同じ金属板からできた二つの指輪は、分かたれた後も離れることなく傍にあります。
指輪選びの間中…だけでなく今まで常に、私の意見を尊重してくれる夫には頭が上がりません。
この記事を書いて、いろんな想いを再確認できて、すごく良かったです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?