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大統領選挙に参加できないグアム-沖縄タイムスより

「米国民なのに、国のトップを選ぶ権利がない」グアムの状況について、沖縄タイムスが11月26日に掲載した。

[核心評論]「グアムは今も『植民地』」嘆息もれる南国の悲哀 過度な基地負担、重なる沖縄の姿

 世界が注視していた米大統領選は、バイデン前副大統領が勝利を確実にした。胸中に浮かんだのは、日本に近い米国の観光地として人気が高いグアム島の現実だ。島民は米国民なのに、国のトップを選ぶ権利がない。自由や平等、正義といった国家と星条旗の理念は置き去りにされてきた。
バイデン氏は11月7日に勝利宣言し、トランプ大統領との激しい選挙戦で深まった国民の対立を踏まえて「融和を目指す」と呼び掛けた。
 だが首都ワシントンから遠く離れた、この島は念頭にないだろう。日本でも話題にならない。過度な米軍基地負担を強いられ、中央政界が地元の要請に誠実に耳を傾けない沖縄の姿と重なるのではないか。


前回紹介した記事が、選挙権をはく奪されたグアムの現状を詳しく紹介しているので、ぜひ読んで欲しい。 

筆者のティアラ R. ナプティさんは、グアムに完全な選挙権を与えれば良いということではなく、グアム先住民である「チャモロの人々が本来持っている政治的未来を決める自己決定権が認められるよう要求しなければならない」と述べている。



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