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『おもてなし』に重要なローマ字表記の推奨形式

ニュースで「ローマ字表記の見直し」が報道されて、文化庁がスケジュール通りに仕事をしているんだなあ と思いました。そのほかローマ字表記に関して、以前の報告に「国際化に伴うその他の日本語の問題>姓名のローマ字表記の問題」というのもありました。

おそらくは以下のようになるだろう と決定される内容を勝手に予測してみました。

国際標準化機構によって採用されて、日本の小学校で教えられている形式は
訓令式ですが、日本政府が国際交流の場や学術論文など出版物で使われているのはヘボン式です。

ヘボン式が推奨されるはずです。


例えば 新宿の し は SI でなく SHI へ、交通標識など表記物全て統一されるでしょう。

問題になるのは、訪日外国人向けなど おもてなしメニューや説明で、どのような表記がベストか というと以下のどちらかです。
(ただし、英語で広く伝わっている TOKYOやOSAKA、JUDO などは従来通りです。)

パターン1:コンピュータ経由で印刷する時 長音記号が使える場合

「ケーキ」 keki eの↑に^ やー  となります。

難しいのは 「通り」 tori で oの↑に^ やー に、よってコウ ゾウ など オオ と発音されるものは oの↑に^ やー よって、構造は kozo 両方のo の上に^ やー になります。

上記のような直線(ー)の長音記号はユニコードなど、使用するパソコンソフトに依存するので
表示できるか? →  保存できるか? →  印刷できるか? の3ステップ全てでの確認が必要です。

パターン2:コンピュータ経由で印刷する時 長音記号が使えない場合

ばあい(場合) → baai   ⇒パターン1であれば bai (aの↑に^ やー)
こうた(小唄) → kouta   ⇒パターン1であれば kota(oの↑に^ やー)

環境依存は以上ですが

おもてなしの表記を間違わないためには、他に 促音、ん、ハイフン、大文字 の使用方法についても注意が必要です、これらの説明はA4で2枚ほどになるので割愛します。インターネットに変換用ツールも多数あります、いくつか試用して確かなものを見つけてください。

例えば『大文字』使用について一例ですが、2016年頃から インターネットの先頭の I は小文字になっていますので、時代遅れにならないように(internetは普通名詞になっています)。

*今回の記事については 東京大学における公式掲示内容を参考にしました。

参考までに伊丹市は2017年にヘボン式採用を宣言し、町名などの表示もExcelデータとして掲示しています https://www.city.itami.lg.jp/material/files/group/106/25041945.xlsx


Category: Today's RJapan  
Article Wording Responsibility: ONELab60s

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