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MarketSmith用語解説 ~Data Box編~②

本文は無料でお読みいただけます😊
執筆中のコーヒー代を奢っていただけると嬉しく思います☕️😉


こんにちは!専業投資家のオニールの猫と申します。
今回もMarketSmithの用語解説を行います。
MarketSmithを使い始めた方、サブスクを検討されている方、よかったらご覧ください!

Apple($AAPL)の週足を例に挙げながら、前回に引き続き、この赤枠内について解説していきます。

※今回は少し文量が多くなっているのと、少し専門的な内容になっておりますので、疑問点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください🤗


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拡大図↓

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1.EPS Rating

MarketSmithに登録されている全銘柄と比較した、当該銘柄のEPS成長率を1~99の値で評価します(99が最も良い)
例)AAPL(EPS Rating 96)は、全銘柄の内96%の企業をEPS成長率でアウトパフォームしている。

EPSレーティングの計算は、

①企業の直近2四半期のEPS成長率・・・”C"
②3年から5年の年間EPS成長率・・・”A"

を組み合わせて行われます。オニールは、このEPS Rating が80を超える銘柄を投資対象とするよう推奨しています。投資家はこの数字を見ることによって、簡易的に”C”と”A”の分析ができます。


2.Group RS Rating

同業種内の特定銘柄の株価の合計を基に計算した、MarketSmith独自の数値であるIndustry Group Rankに加えて、

①グループ内のすべての企業を対象とした計算
②直近の値動きに重点をおいた計算

を行い、他の196業種との比較で、1~99の値で評価します(99が最も良い)
例)AAPLの属するTelecom-Consumer Prodsは全197業種の内、85%の業種をアウトパフォームしている。 197×0.85=167.45 197-167.45=29.55→約30位以内の業種とわかる

※個人的には、チャート上部の業種(AAPLの場合、Telecom-Consumer Prods30/197)で確認できる内容とほぼ相違ないため、あまり重視していません。


3.SMR Rating

Sales + Profit Margins + ROE (SMR) Rating
①売上高②利益率③ROE(自己資本利益率)のいずれかが優れている企業を特定するための、MarketSmith独自の評価指標。具体的には、

①直近3四半期の売上高成長率
②税引前利益率及び税引後利益率
③ROE(オニールは17%以上を必須条件とする)


売上高成長率と税引後利益率は四半期ごとに、株主資本利益率と税引前利益率は年次ごとに計算されます。

A = 上位20% (他の80%以上の銘柄を上回るパフォーマンス)
B = 上位60%~80% (他の銘柄の60%~80%を上回るパフォーマンス)
C = 中位40%~60% (他の銘柄の40%-60%をアウトパフォームしている)
D = 下位20%~40% (他の銘柄の20%-40%をアウトパフォームしている)
E = 下位 20% (他の銘柄の80%以上にアウトパフォームされている)

※以下に示すA~Eの評価は上記と同じです!


4.Accumulation/Distribution (Acc/Dis™) Rating

買い集め/売り抜け指標。MarketSmith独自のレーティングの1つ。過去13週間におけるその銘柄に対する機関投資家の買い集め(アキュムレーション)と売り抜け(ディストリビューション)についての全銘柄との比較。毎日更新され、A+からEのスケールで評価されます。

簡単的に、
A = 買いが多い
B = ほどほどの買い
C = 買いと売りが同程度
D = ほどほどの売り
E=売りが多い
という認識でいいかと思います。
オニールのスクリーニングにおいては、C以上の銘柄を買い推奨としています。

5.Composite Rating

MarkerSmith独自の5つのレーティングを1つにまとめた総合的なレーティングです。

①EPS Rating
②RS Rating
③Group RS Rating
④SMR Rating
⑤Acc/Dis Rating

その中でも①のEPS Rating(ファンダメンタル)と②のRS Rating(テクニカル)がより重視されているため、非常に簡単な買い判断材料となります。52週高値からの乖離率も計算に含まれています。MarketSmithに登録されている全銘柄と比較した、その銘柄の総合評価を1~99の値で評価します(99が最も良い)


6.Timeliness Rating

直近の業績推移と株価の動きに基づくMarketSmith独自の評価システムで、今後12ヶ月間の価格変動の可能性を予測する指標です。評価は毎日更新され、A(最高)からE(最低)の順に表示されます。

上昇相場においては、A>B>C>Dの順でパフォーマンスが良くなる傾向にあります。しかしながら、高い評価を受けた銘柄はボラティリティが激しく、リスクも高まる傾向にあります。より安定した銘柄を選択するには、

①ベータ値(S&P500に対する価格変動率の大きさを表す値)が低いこと
②負債比率が低いこと
③時価総額が大きいこと
④発行済み株式数が多いこと
⑤直近のベースパターンから2~3か月経過しても価格が5~10%以上上昇していないこと

などの条件を満たす銘柄を優先するといいと言われています。

7.Sponsorship Rating

MarketSmith独自の評価システムで、その銘柄がパフォーマンスの高い投資信託に保有されているかどうかを評価します。その銘柄の株式を保有するすべての投資信託の、3年間のパフォーマンスを平均して算出されます。評価はA(最高)からE(最低)までの範囲で行われます。評価を算出するのに十分なデータが得られない場合は「N/A」が表示されます。


長くなりましたので、下半分は次回に回して今回はここまでとさせていただきます!
今後、Marketsmithの用語解説や使い方などを週1回記事にしてシリーズ化していく予定です! 
「ここを解説してほしい!」とか「この使い方どうしてる?」といったMarketSmithについての疑問点や気になる点いただけましたら、その内容からどんどん記事にしていこうと考えておりますので、Twitterやコメント欄でご要望いただけますと幸いです😊


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