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【多発性子宮筋腫のあとしまつ】③手術はとても簡単(患者目線)

UAEを実際に受けてきたおねいさんです!
現在、手術から7日め。だいぶ回復してきました。

3週間延期されたものの、無事手術を受けることになりました。
今回は、手術の様子をお伝えします。


(1)UAEの手術は全盛期のピンクレディーのようだった!!


どういうタイムテーブルで手術を行うか、これは病院によって異なるとは思います。ですからこれはあくまでも、私が手術を受けた病院の話になりますが、通常、手術を受ける患者さんは手術の前日に入院しますが、UAEの場合は手術の当日に入院します。

前日に来ても、特にやることがないんでしょうね。すでに術前検査は全て終わっています。
ちなみに、手術の3日前にPCR検査だけ受けに行きました。コロナ前には必要なかった検査ですね。

通常入院する場合は10時に病院に行けばいいそうなのですが、9時に来るように言われ、遅刻したら怒られるなんて表現では済まなそうなので、めちゃめちゃ早く家を出ました。30分前に着いたものの、当日は朝ご飯厳禁、色の付いた飲み物飲んだら許さないと言われているのでカフェで時間を潰すこともできず、そのまま病院へ。「早すぎる!!!」と言われました。

9時に入院手続きをしてもらい、そのまま病棟へ。9時半までに手術室に入らなければいけないから、すぐに準備をするように言われます。
ブラジャーは外し、無地の肌着に着て、術衣を着せてもらいます。パンツは紙パンツ。
しかも、私は前日夜から生理が始まってしまっていたので、紙パンツにナプキン装着。
血栓を防ぐための弾性ストッキングを履き、足の甲にある動脈の位置にマジックで×印を看護師さんが記入。
ものすごいスピードで事が進んでいきます。
看護師さんが「はい、移動まであと5分!質問ある?!」とまるで昭和のテレビスタッフのよう。分刻みでスケジュールが組まれています。
本当は手術前にメイクを落とさなければいけなかったのですが、すっかり忘れていました。
手術前に術衣で自撮りして「これから手術でーす」なんてツイートしようと思っていたのですが、そんな余裕は皆無でした。

(2)手術中はとにかく暇・・・・・・。


準備が出来次第とっとと手術室へ移動。手術台に寝かされ、どんどん準備が進められていきます。
せっかく履いた紙パンツがわずか10分で切られてしまったのには笑いました。
要らなかったやん!!!
生理中じゃなかったら、ノーパンでよかった気もします。

レントゲンを使うということは少なからず被爆することになるわけで、手術室に入れるのは最低限の人数のみ。
レントゲンで血管にカテーテルが挿入されていく様子を確認しながら手術を進めていくわけですが、撮影した画像をモニターに提示する役割を担うスタッフは、部屋の外にいます。先生が部屋の中からマイクで外にいるスタッフに指示し、モニターに表示される画像を切り替えてもらうわけです。

手術室内に看護師さん2名。執刀する先生と、もう一人誰だか知らない先生が1人。モニタールームには2人いるのが見えます。私1人のためにこんなにたくさんの人が動いてくれている・・・・・・そのことに小さな感動を覚えます。
それと同時に最悪のタイミングで生理が始まったことに申し訳なさを感じ、来る人来る人に「すいません、生理始まってしまって」と謝り続けました。
まあ、実際よくあることでそこまで申し訳なくなる必要なんてないんでしょうけど。
ここで生理が始まっていたことを記しているのは、後に大きく関わっていくことになりますので覚えていて下さいね!

局所麻酔なので、手術中もずっと意識があります。
レントゲンを撮る時に息を止めるよう指示されるだけで、それ以外はやることもないし、感じることも特にありません。
私はとにかく何でも知りたい人間なので、自分が手術されているところを見たいのですが、お腹の上に大きなレントゲンカメラが設置されているので、自分の鼠径部など見えません。
とにかく暇で、頭が動かせる範囲で周囲を色々観察していました。

(3)命を扱う現場は戦場だった!!!


先ほども書いたように、手術室内の医師がモニタールームにいるスタッフに指示をしながら手術を進めていくのですが、マイクの関係なのかその指示がうまく通らないことがあり、先生はもはや大声で怒鳴りながら手術を行っていました。

「次出してください!!!」
「それじゃない! その前! ま!!!!え!!!!!」
「ああああああ、違う!!!!!!」

ケンカをやめて、私のために争わないで、そう言いたくもなったのですが、それほど難しい手術ではないとは言え、死亡例はあります。命を扱う以上、真剣になるのは当然なんですよね。
私は医者だからといって尊敬したり崇め奉るようなことは一切しないのですが、やはり大変な仕事だなと思いました。
色々な科がある中でどうして放射線科を選んだのか、いつか先生に聞いてみたいです。

スタッフには大声で怒鳴りながらも、私に話し掛けるときには優しい声で「ハイッ、息を止めてくださいね〜」と言う先生にプロ根性を感じながら、あっという間に手術は終わりました。
医者になろうなどと思ったことはなく、高校の時に医学部を志す周囲の友人たちに「なんで??家が開業医でもないのに」と思っていた私ですが、周りに医療従事者が多い環境にいます。
今までとちょっと医療従事者を見る目が変わった、そんな初めての手術体験でした。

さて、次の回からが本番です。
私がこのnoteを公開しようと決めた理由を明らかにしていきます。
UAEの真実に迫ります!!


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