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生まれ故郷に想いを寄せて −岩室と、いわむロックと深度を深めていく

東京都を中心に活動する5人組バンド「Earls Court」。その中から作詞作曲を担当するVo.喜田康二郎さんと、岩室のお隣石瀬ご出身のDr.マイマイさんに話を伺った。

―Earls Courtとして活動を始めたのはいつぐらいからですか?

喜田: 10年くらい前にうちのギター(小濱純さん)に声をかけられたのがきっかけでした。デモ音源を聴いてみたら、思った以上にひどかった(笑)。「これは俺が入らないとやばい!」と思ってバンドに入りましたね。

―その後マイマイさんがバンドに入られて?

マイマイ:そうですね。2012年に発売された2枚目のミニアルバム『Resurrection』から。
喜田:昨年出た4枚目のミニアルバム『Do! Darling! Do!』は、バンドとしての方向性を絞った作品になりました。物事を前に推し進める、“ポジティブさ”を中心に据えてやってみようと。ただ「元気出していこうよ!」っていうポジティブではなくて。いつでも前に押し倒すことができるニュートラルさを表現出来たと思っています。
マイマイ:とはいえ、リスナーには勝手に解釈をして欲しいと思っています。好きなように楽しんで欲しいですね。

―岩室のお話も伺えればと思うのですが、マイマイさんは隣の石瀬ご出身ですよね?

マイマイ:高校を卒業するまで石瀬で過ごしました。

―バンドとして岩室に初めていらしたのはいつなのでしょう?

喜田:新潟市のライブハウスにはライブに行っていましたが、岩室に初めて来たのは五十嵐モータース?
マイマイ:父の知り合いが車屋さんでガレージを持っていたんですよ。そこでライブをしたのが初めてですね。2012年か2013年頃だったと思います。

―喜田さんは初めて岩室で演奏してみて、どんな印象を持ちましたか?

喜田:マイマイのホームタウンだからか、温かさがいつもと違いました。地元も地元なので、声援が「まいちゃーん!」なんですよね(笑)。

―メンバーの地元だからこその温かさですね。その後、平田さんの勧めでいわむロックに出演するようになっていったのでしょうか?

マイマイ:もう今年で4回目になりますね。
喜田:出演させてもらう度に思うことはお客さんの幅が広いなと。出演アーティストのジャンルなどに関係なく、子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、幅広い年齢の方に来てもらえるんですよね。
マイマイ:お客さん側も身構えていないというか。一緒に楽しもうとしてくれていますね。
喜田:全年齢型フェスのようにこのまま大きくなってくれたらいいなと思います。その上でバンドとして力添えをしていきたい。もっと関わり方の深度を深めていきたいです。

※マイマイさんは、2019年4月14日をもって、バンドを脱退されました

取材・文:長谷川円香

※当記事は、2018年に作成したいわむロックFESTIVALと岩室温泉紹介冊子【on-magazine】より抜粋しています。アーティストの考えや目指す方向性は変わっている可能性があります。ご了承ください。

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