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あなたじゃなきゃだめ!あなたじゃなくてはだめ?

このnoteではOne for Dogのオンラインサロン「愛犬文化村」に毎日投稿している記事の中から比較的刺激が弱いと思われるトピックを選び辛味成分を調整した上でご紹介しています。サロンメンバーさんにおかれましてはマンゴラッシー感覚でお楽しみください。

現在150名以上のサロンメンバーさんが参加しています

早速ですが本題です。

今回は、先日開催された『これから犬を飼う人の相談会』。
そこでの会話からテーマを導きます。

「◯◯と◯◯、どちらの犬種にするかで迷っていて…」


こんな質問がありました。
聞くところによると、犬種の区分も異なり、西と東のような二犬種でした。

“こっちの子はここが愛らしい!”
“こっちの子はここがたまらない!”

僕自信も区分をいくつもまたいで犬種を飼ってきたもので、気持ちはよ〜く分かります。
だからこそ、見た目をイメージしていては、決めきれない気持ちもよく分かる。

そこで僕は次のような質問をしました。

「一旦見た目は置いといて、犬を迎え入れた後の”暮らし”をイメージしてみてください。」

想像の中でのご自身と愛犬は、どんな場所で何をして楽しんでいるのか?
これって意外と大事なんです。

◎キャンプに出かけている
◎一緒にまったり過ごしている
◎ドッグランではしゃいでいる

それが犬を飼う上での目的だったりします。
なので、

▲あまりアクティブな犬種ではない
▲落ち着きがある犬種ではない
▲警戒心が強い犬種である

こうした比較ができたりします。

すると自ずと候補が絞られ、自分なりの”犬との幸せ”がどこにあるのか分かったり。
背景も想像に加えると、よりイメージしやすくなるんですね。

可愛らしい見た目に惑わされず、どのようにして愛犬と過ごしたいのかを考えることは、飼った後でのギャップを防ぐに効果的…そんなアドバイスをしました。

特に猟犬や愛玩犬などといったグループが異なる上では、一度想像してみる価値はあると思います。

「近々、引っ越しを考えていて…」


こちらも参加者さんからいただいた何気ないご相談。

しかし、犬にとって”住環境”はとっても大事。
選択を誤るだけで、とんでもない結末が待っていたりします。

もう少し具体的な話をしますと、僕はしつけ教室などでこういった言葉を用いることがあったりします。

「人間社会に招かれる犬たちにとって”しつけ”とは、そもそもが人間の自己中心的なことばかりなんですよ。」

◎吠える
◎はしゃぐ
◎イタズラする
◎"物"を咬む
◎粗相をする

一見どんな環境においても問題となる行動ばかりに見えるのですが、所変わればしつけの必要がなかったりすることもしばしば。

例えば、北海道の隣家まで1キロ先といった環境に身を置くとします。
その上で前述の問題行動を見てみると、すべてが問題にならなかったりするんです。
#吠え声とか特にそう

しつけのほとんどは、犬と暮らす環境によって重要度が違います。
となれば、迎え入れる飼い主によって、大方の予測が立てられるというわけ。

特に犬種においては運動量が必要だったり、噛み癖のある犬種だっています。
こちらが子犬を選んでいる間、

「この子可愛い〜!絶対この子!!」

と思っている一方で、

“奥さん、本当にボクで大丈夫?マンション住まいで共働きでしょ?ボクってば、めっちゃ体力あるタイプよ?”

と思っていたり。
もしかすると、

“いやいや、なんか盛り上がってるけど、できれば庭付き一戸建ての郊外で暮らしたいなぁ…”

とまで思っていたりする(かもしれない)。
#そのくらいの想像力を働かせた方がよい

もちろん、ある程度はしつけでなんとかなるわけですが、時にはそれが完全なる自己中心的なしつけに変わることもあったりするんです。

引っ越しは、犬にとっても一大事 


以前、こんなしつけ相談がありました。

「8才になる愛犬がいるのですが、今度引っ越しがありまして。そこが3階でエレベーターがないんです。となると毎回のトイレを抱っこして下まで連れて行かなければいけなくなって…戸建てに住んでいたもので、今まで好きなタイミングでオシッコできていたからか、ペットシーツでは全然してくれないんです。」

であればトイレトレーニングを…となるわけですが、そもそも8年間を青空の下でスッキリしていた身にとって、よく分からない長方形の紙っぺらにしなければいけないことは、どこかの国の壁のないトイレに慣れるくらい苦行です。

こういう時には、

「トイレトレーニングができないわけではないですが、引っ越しは人間の勝手な都合ですので、3階くらい運動不足の解消がてらに行ってあげてください。」

そう伝えます。
#鬼か

そのくらいの気持ちをもって、トイレトレーニングに励まないといけなくて、月齢からしてかなりの時間と成功体験、犬側の負担を強いられることは避けられないからです。

それを理解していないと、いざ粗相してしまった時のストレスが犬に向かいます。

「そっか、しつけをし直さなければいけなかったのは、そもそも我が家に迎えてしまったからであって、この子にはその責任はないものね。」

と考えるのが大事。
そのくらい住環境としつけ、飼い主と犬のストレスは相関関係にあるんです。

子犬を選ぶ際には、こちらが子犬を見定めている間、子犬の方からも見定められているくらいに思っておくのが賢明です。

飼い主さんと愛犬のマッチングが”ガチャ”になってはいけないよう、「これから犬を飼う人の相談会」は必要なんです。
#そんな文化にしてきたい

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【今週のサロン記事】
・2024年2月11日(日)note更新のお知らせ
・2024年2月12日(月)通信講座もはじめました?
・2024年2月13日(火)思わぬ棚から落ちたぼた餅
・2024年2月14日(水)正式に決まりました
・2024年2月15日(木)代打、デコピン
・2024年2月16日(金)愛犬文化村放送
・2024年2月17日(土)犬種区分:プードル

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日本の愛犬家に、正しい知識と必要な技術を


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ということで、今回はこの辺で。
それでは皆さま素敵なドッグライフをお過ごしください。
One for Dog 齋藤でした!


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